ユーザーマニュアル
Openloop Pay ミニウォレット

Openloop Pay

株式会社ハウディ・クリプト
Haudi Crypto, Inc.

Version 1.0.0
2026-10-05

目次

  1. はじめに
  2. 対応環境
  3. ウォレットの接続
  4. 残高の確認
  5. トークン・ネットワーク管理
  6. 送金する
  7. QRコードで送金内容を読み込む
  8. アカウントの切り替え
  9. 履歴とCSVの書き出し
  10. dApp との連携(拡張機能のみ)
  11. セキュリティ
  12. トラブルシューティング
  13. 仕様
  14. お問い合わせ

1. はじめに

Openloop Pay は、ステーブルコインが使いやすいミニウォレットです。暗号資産の残高確認と送金を行うことができ、デスクトップのブラウザ拡張機能、およびスマートフォンのウェブアプリとして動作します。

対応するトークン・ネットワークは EVM 系(Ethereum とその互換チェーン)・Bitcoin(ネイティブ通貨の BTC・§6.6)・XRP Ledger・Solana・TRON です。組込済のステーブルコイン(JPYC / USDC / USDT / TUSD / USDD / RLUSD)に加え、EVM 系では他のトークンを追加して使えます。詳しくは §13「仕様」をご覧ください。

秘密鍵はハードウェアウォレット Openloop(またはお使いのウォレット)の中に留まり、Openloop Pay が秘密鍵を保存・取得することはありません(非カストディ)。

Openloop Pay は、それ自身が秘密鍵を持たないコンパニオンウォレットです。鍵そのものは Openloop デバイスや WalletConnect で接続したウォレットの側にあり、Openloop Pay は残高の表示と、署名のための橋渡しを行うだけです。そのため、ブラウザに鍵を保存する一般的なウォレットと異なり、たとえ Web アプリや拡張機能が攻撃されても、そこに盗まれる秘密は存在しません。

1.1 主な機能

機能 説明
ウォレット接続 Openloop を USB / Bluetooth で接続、または WalletConnect で対応ウォレットを接続
残高確認 保有トークンの残高と、ガス(手数料)用資産の残高を表示
トークン・ネットワーク管理 表示・送金するトークン×ネットワークを選び、追加・削除する
送金 送金先・金額を入力し、接続したウォレットで承認して送金
QR 読み取り 支払いリクエストの QR コードを読み取り、送金内容を自動入力
履歴 送金履歴の確認と CSV 書き出し
dApp 接続(拡張機能のみ) ブラウザ上の dApp と接続し、要求された署名を Openloop デバイスで承認
使うチェーンを選ぶ 設定で Bitcoin・XRP・Solana・TRON の利用を切り替え(EVM は常に利用)

1.2 接続できるもの


2. 対応環境

Openloop Pay は ブラウザ拡張機能版(Chrome/Edge のみ) と ウェブアプリ版(https://www.crypto.haudi.jp/openloop/pay/app/)の 2 形態で提供されます。ウェブアプリ版はブラウザによって使える接続方法(デバイスへの経路)が変わります。

2.1 ブラウザ別対応表(ウェブアプリ版)

環境 USB (WebHID) Bluetooth (BLE) Safari 拡張ブリッジ WalletConnect
デスクトップ Chrome / Edge ○ – – ○
デスクトップ Firefox – – – ○
デスクトップ Safari(macOS) – – ○(要 macOS 用 Openloop Connect) ○
Android Chrome / Samsung Internet – ○ – ○
Android Firefox – – – ○
iPhone / iPad Safari – – ○(要 iOS 用 Openloop Connect) ○
iPhone / iPad Chrome / Firefox / Edge – – – ○

2.2 拡張機能版

2.3 Safari で使うには(iPhone / iPad / Mac)

Safari には USB (WebHID) も Bluetooth (WebBluetooth) の API も無いため、そのままでは Openloop デバイスに直接接続できません。Openloop Connect アプリに同梱されている Safari 機能拡張を有効化することで、Safari から Openloop デバイスへ接続できるようになります。

使う機器 インストールするアプリ デバイスとの経路
iPhone / iPad iOS 用 Openloop Connect Bluetooth
Mac macOS 用 Openloop Connect USB

このマニュアルでは Openloop Pay 側から見た動作のみを説明します。Openloop Connect アプリ自体の使い方は、Openloop Connect のユーザーマニュアルをご覧ください。

以下は iPhone / iPad の場合の手順です。

設定手順:

  1. App Store から「Openloop Connect」をインストールします(iPhone / iPad 用)。
  2. iOS の「設定」→「Safari」→「機能拡張」を開きます。
  3. 「Openloop Connect」をタップし、スイッチを オンにします。
  4. 「Web サイトの許可」→「すべての Web サイト」を「許可」にする(推奨)。あるいは Openloop Pay を開いた時に Safari アドレスバー横の「あA」ボタン →「Web サイトの設定」から crypto.haudi.jp のみ許可することもできます。
  5. Openloop Pay を再度開くと接続画面に Bluetooth 経由の Openloop デバイスが表示されます。

重要 — Openloop Pay は Safari で直接開いてください(ホーム画面のアイコンからは開かないでください)。 「ホーム画面に追加」で作ったアイコンから起動すると、iOS はウェブアプリを Safari 本体から隔離された スタンドアロン ウィンドウで実行し、その中では Safari 拡張機能が動作しません。そのため Openloop Connect のブリッジが使えず、Bluetooth がグレーアウトして選べなくなります。これは iOS 側の仕様上の制約で、Safari 拡張機能のどの設定を変えても解決できません。必ず通常の Safari のタブから Openloop Pay(https://www.crypto.haudi.jp/openloop/pay/app/)を開いてください。(WalletConnect(§3.3)は拡張機能を必要としないため、ホーム画面のアイコンからでも利用できます。)

Mac では USB 接続になります。 macOS 用 Openloop Connect に同梱の Safari 機能拡張を有効にすると、Openloop デバイスを USB で挿した状態で Safari から使えます(Bluetooth ではありません)。▲ 機能拡張を有効にしていない Mac では、接続画面の USB は選べません。その場合は WalletConnect(QR コード)をお使いください(§3.3)。

iOS 用 Openloop Connect アプリは、Safari 拡張機能とは別に WalletConnect 対応のウォレットとしても動作します(§3.3)。Safari 拡張が有効になっていなくても、WalletConnect 経由の接続はいつでも利用できます。

2.4 QR コード読み取り


3. ウォレットの接続

アプリを開くと「ウォレットを接続」画面が表示されます。接続方法を選びます。

3.1 USB で接続する(デスクトップ)

  1. Openloop をデスクトップに USB で接続します。
  2. 「Openloop(USB)」を選びます。
  3. ブラウザのデバイス選択画面で、お使いの Openloop を選びます(初回のみ)。
  4. 接続後、そのアカウントの残高が表示されます。

▲ Openloop は 1 台だけ挿してください。 USB に Openloop を 2 台以上接続したままにすると、アプリはどの 1 台を使うかを選べません。そのため、選んだつもりのない方のアドレス・残高が表示されることがあります(充電のためにもう 1 台挿していた、といった場合にも起こります)。使う 1 台だけを残し、ほかは抜いてください。

拡張機能のサイドパネルでは USB のデバイス選択画面が開けないことがあります。その場合はフルタブ(別タブ)で接続してください。一度接続を許可すれば、次回以降は選択画面なしで再接続されます。

3.2 Bluetooth で接続する(スマートフォン)

  1. Openloop の電源を入れ、Bluetooth を有効にします。
  2. アプリで接続を開始し、表示された一覧からお使いの Openloop を選びます。
  3. ペアリング後、そのアカウントの残高が表示されます。

一覧に表示される名前は、お使いの環境で異なります。

環境 選択画面 表示例
Android(Chrome) ブラウザ(Chrome)の Bluetooth 選択画面 Openloop(30:ED:A0:D4:BE:F6)
iPhone / iPad(Safari) Openloop Pay 自身の一覧 Openloop-BEF6
(参考)Openloop Connect アプリ アプリ自身の一覧 Openloop-BEF6

Android ではブラウザの選択画面を使うため、デバイス名は Openloop とだけ表示され、 複数見つかった場合はブラウザが区別のために Bluetooth アドレスを添えます。 iPhone / iPad では Openloop Pay が自身で一覧を描くため、Openloop Connect と同じ Openloop-BEF6 の形になります。

どの表示も同じデバイスです。 末尾の 4 文字(例では BE:F6 → BEF6)が対応します。 Openloop を複数お持ちの場合は、ここで見分けてください。

3.3 WalletConnect で接続する

  1. 「WalletConnect」を選びます。
  2. 表示された一覧から接続したいウォレット(例:Openloop Connect)を選ぶか、QR コードを読み取って接続します。
  3. 接続したウォレット側で接続を承認します。

接続直後は、選んだウォレットが前回まで使っていたネットワークのままになっていることがあります。送金時にネットワークが自動で切り替わらない場合は、ウォレット側でネットワークを合わせてください。

WalletConnect と Bitcoin・Solana・TRON

接続したウォレットが Bitcoin・Solana・TRON に対応していれば、そのウォレットで承認して Bitcoin・Solana・TRON も送金できます。Openloop Connect は Solana と TRON に対応しています。

macOS の Safari で使うときは、ポップアップの許可が必要です。 Safari は初期設定でポップアップウインドウをブロックします。WalletConnect の一覧から「Desktop」(Openloop Connect デスクトップアプリ)を選ぶと、Openloop Pay はリレーサーバとのやり取りを終えてからアプリを開こうとしますが、Safari はクリックから時間が空いて開かれたウインドウをポップアップとみなして止めるため、選んでも何も起こりません。Safari の「設定」→「Web サイト」→「ポップアップウインドウ」を開き、crypto.haudi.jp を「許可」にしてください。なお、スマートフォンの Openloop Connect に QR コードで接続する場合や、Chrome / Edge をお使いの場合は、この設定は不要です。


4. 残高の確認

接続すると、メイン画面に以下が表示されます。

「XRP を使う」がオンのときは、ウォレットカードに XRP の行が表示されます。資産に RLUSD が並ぶのは、管理で RLUSD を選んだときです。

Bitcoin のアドレスは、ウォレットカードの BTC の行に表示されます。行には、選んだアカウントの 0 番のアドレスが全桁で表示され、受け取るたびに変わることはありません(§8.5)。残高は、選んだアドレスの種類のアドレスにある分だけです。

どのトークン・ネットワークを「資産」に表示するかは、次章「トークン・ネットワーク管理」で選びます。ガス用のネイティブトークンは、資産に選んだネットワークに応じて自動で表示されるため、通常は個別に選ぶ必要はありません。

4.1 テストネットの表示

「テストネットを表示」は、表示の切り替えだけです。オンにすると、管理でチェックした通貨を、テストネットの分も含めて表示します。オフのときは、本番ネットワークの分だけを表示します。テストネットのトークンが自動ですべて表示されることはありません。最初の選択には、各チェーンのテストネットのステーブルコインが 1 つずつ入っています(EVM は Sepolia の JPYC、TRON は Nile の tUSDT、Solana は Devnet の tUSDC、XRP Ledger は Testnet の RLUSD)。すでに使っている設定には、あとから追加されません。動作確認や検証に使えます。通常のご利用ではオフのままにしてください。


5. トークン・ネットワーク管理

表示・送金するトークンと、その対応ネットワークを選ぶ画面です。接続画面の「トークン・ネットワーク管理」リンク、または残高画面の管理ボタン(コインのアイコン)から開きます。

画面はセクションに分かれています。基本ルールは 「組込(最初から入っているもの)は削除できず、追加(自分で足したもの)は削除できる」 です。セクションは背景色を一つおきに変えて区切っています。

各画面の上部にはパンくずナビ(例:ホーム › トークン・ネットワーク管理 › トークンを追加)が表示され、今どの階層にいるかが分かります。各項目をタップすると、その画面へ直接戻れます。「戻る」ボタンは 1 つ上の階層に戻ります。

5.1 トークンを追加する

  1. 「トークンを追加」を押します。
  2. シンボルまたは名前で検索します。
  3. 候補を選ぶと、そのトークンが対応するネットワークの一覧が表示されます。
  4. 追加したいネットワークにチェックを入れます(複数可)。チェックした時点で追加され、残高の取得対象になります。

ネットワークの一覧には、そのトークンが組込トークンとして使えるネットワークも薄い色で並びます。今どれを選んでいるかが見えますが、ここでは変更できません(変更は「組込トークン」のセクションで行います)。

このアプリに接続先(RPC)が用意されていないネットワークは、残高の取得・送金ができないため、一覧に表示されません。 検索で見つからないトークンや、一覧に無いネットワークは、「見つからない場合(手動で追加)」から、コントラクトアドレスや RPC を入力して手動で追加できます(自己責任・「未確認」表示になります)。

5.2 削除・解除するときの確認

一覧から外す操作は、いずれも確認画面が表示されます。「解除」と「削除」は別のものとして扱っています。

操作 何が起きるか 確認の見出し
チェックを外す 選択が外れるだけ。定義は残るので、またチェックすれば戻せます 通貨の選択を解除
追加トークンの 🗑 定義そのものが消えます。再度使用するにはアドレスや桁を再入力します トークンを削除
ネットワークの 🗑 そのネットワークと、その上のトークンも一緒に消えます ネットワークを削除

5.3 設定の書き出し・読み込み

画面下部のボタンから、選んだトークン・ネットワークの設定を 書き出し/読み込み(JSON ファイル)できます。別のパソコンやスマートフォンへ設定を移すときに使えます。読み込み時は、現在の設定を上書きする旨の確認と、整合性のチェック結果が表示されます。

取り込めなかった項目は、すべて理由つきで一覧表示されます(接続先が分からない/名前と通貨記号が無い/エクスプローラ URL が https:// で始まらない/Openloop の表にあるものと同じ、など)。黙って捨てられることはありません。


5.4 使うチェーンを選ぶ

Bitcoin・XRP・Solana・TRON は、使うかどうかを設定で選べます(EVM は常に使います)。オンにしたチェーンの行は、管理でその通貨を選んでいなくても、ウォレットカードに表示されます。

  1. 画面右上の歯車ボタンで設定を開きます。
  2. Bitcoin を使う / XRP を使う / Solana を使う / TRON を使う のスイッチを切り替えます。

使わないチェーンは、アドレスも資産も表示されず、Openloop デバイスにアドレスを問い合わせることもありません。


6. 送金する

6.1 送金の手順

  1. 送金パネルで、送金したいトークン(通貨×ネットワーク)を選びます。
  2. 送金先を入力します(アドレスを直接入力するか、アドレス帳から選択)。
  3. 金額を入力します。そのトークンの小数点以下の桁数までしか入力できません(例:USDC は 6 桁、JPYC は 18 桁)。それより細かい額を入力すると「送金」は押せません。
  4. 「送金」を押します。
  5. 確認画面が表示されるので、送金先(全桁)・金額・ネットワークを確認します。
  6. 「承認」を押し、接続したウォレット(Openloop デバイスなど)で署名します。
  7. 送金が完了すると、トランザクション ID とエクスプローラーへのリンクが表示されます。

6.2 確認画面について

6.3 アドレス帳

送金先には任意のラベルを付けて保存できます。次回以降、アドレス帳から選ぶだけで送金先を入力できます。


6.4 Solana について

Solana の送金には、ほかのチェーンと違う点がいくつかあります。

承認までの間に受取口座の状況が変わった場合、送金は止まります。もう一度 やり直してください。


6.5 XRP Ledger について

XRP Ledger(XRP と RLUSD)の送金には、ほかのチェーンと違う点がいくつかあります。

承認までの間に宛先の状況が変わった場合、送金は止まります。もう一度 やり直してください。


6.6 Bitcoin について

Bitcoin(BTC)の送金には、ほかのチェーンと違う点がいくつかあります。

次の文が表示されて止まることがあります。

表示される文 意味と対処
通信エラーが発生しました。時間をおいて再度お試しください。 残高や入金を調べる通信に失敗しました。時間をおいて、もう一度お試しください。
残高またはガス代が不足しています。 送金に使える残高が、金額と手数料の合計に不足しています。
確定していない入金があるため、送金できる額が不足しています。確定を待ってからもう一度お試しください。 確認を受けていない入金は使えません。ブロックに取り込まれる(1 回の確認)まで待ってください。
処理中の送金があるため、この資金はまだ使えません。 直前の送金に使った分が、確定するまで押さえられています。確定を待ってから、もう一度お試しください。
接続中のウォレットが、承認した取引と違う取引を返しました。送金していません。 WalletConnect で接続した財布が、承認した内容と違う取引を返したため、Pay は放送せずに止めました。資金は動いていません。ウォレットと送金内容を確かめ、もう一度お試しください。
ウォレットのネットワークが送金先と合っていません。ネットワークを合わせてください。 宛先のアドレスが、いま選んでいる Bitcoin のネットワークのものではありません。ネットワークと宛先を確かめてください。
送金に失敗しました。 (invalid_address) 宛先のアドレスが正しくありません。アドレスの打ち間違いか、種類が違います。全桁を確かめてください。
送金に失敗しました。 (prev_tx_too_large) Legacy のアドレスで受けた入金のうち、大きすぎる物は使えません。別の入金で送金するか、種類を替えてください。
送金に失敗しました。 (fee_rate_out_of_range / fee_too_high / fee_exceeds_amount) 自動で決まった手数料が上限を超えました。時間をおいて、もう一度お試しください。
送金に失敗しました。 (broadcast_rejected) 送信が拒まれました。資金は動いていません。時間をおいて、もう一度お試しください。
送金に失敗しました。 (bad_argument / bad_psbt / psbt_too_large) 送金の準備に問題が起きました。もう一度お試しください。何度も表示されるときは、ご連絡ください。

括弧の中の英字は、理由の名前です。日本語には訳されません。

承認までの間に残高の状況が変わった場合、送金は止まります。もう一度 やり直してください。


7. QRコードで送金内容を読み込む

支払いリクエストの QR コードを読み取ると、送金パネルの各欄(通貨・送金先・金額)が自動で入力されます。読み取り方法は 2 通りあります。

7.1 アプリ内スキャナで読み取る

  1. 送金パネルの右上にある QR ボタンを押します。
  2. カメラが起動するので、QR コードにかざします(自動で読み取ります)。
  3. カメラが使えない場合は、コードを貼り付けて読み込むこともできます。

7.2 標準カメラで読み取る(印刷された QR)

お店などが印刷して掲示した支払い用リンクの QR コードは、スマートフォンの標準カメラで読み取れます。読み取るとリンクが表示され、タップすると Openloop Pay が開いて送金内容が自動入力されます。

7.3 読み取り後の動作

印刷された紙の QR でも使えるよう、標準的な形式(EIP-681)を採用しています。BBQr のような分割 QR は使いません。


8. アカウントの切り替え

1 台の Openloop デバイスには複数のアカウントがあります。ウォレットカードの各アドレスの右にある切り替えアイコン(コピーアイコンの隣)から、そのチェーンで使うアカウントを選べます。

チェーンごとに独立しています。EVM のアカウントを変えても、Bitcoin・XRP Ledger・Solana・TRON のアカウントは変わりません。

8.1 EVM(ETH)

5 件ずつ一覧に表示されます。もっと見たいときは「さらに表示」で次の 5 件を読み込みます。

8.2 TRON(TRX)

同じく一覧から選びます。各行には番号が付いています。

8.3 Solana(SOL)

Solana は、アカウントの一覧の前に 導出の段数 を選びます。

8.4 XRP Ledger(XRP)

XRP Ledger は、アカウントの一覧の前に 鍵の種類(曲線) を選びます。

8.5 Bitcoin(BTC)

Bitcoin は、アカウントの一覧の前に アドレスの種類 を選びます。

受け取りアドレスの一覧

ウォレットカードの BTC の行の左端にある 一覧 のアイコンを押すと、選んでいるアカウントの受け取りアドレスが 5 件ずつ並びます。

8.6 記憶のされ方


9. 履歴とCSVの書き出し

送金の記録は、メイン画面の履歴に表示されます。

履歴はお使いのパソコン/スマートフォン(ブラウザ)内にのみ保存されます。外部サーバーには送信されません。


10. dApp との連携(拡張機能のみ)

デスクトップのブラウザ拡張機能版の Openloop Pay は、ウェブサイト上の dApp(分散型アプリ)と直接連携できます。dApp が要求した接続や署名を、Openloop Pay 経由で Openloop デバイスに橋渡しし、必ずデバイスの画面で最終確認してから承認します。

ウェブアプリ版・スマートフォン版には dApp との連携機能はありません。dApp と接続したいときは、デスクトップのブラウザに Openloop Pay 拡張機能をインストールしてください。

10.1 dApp との接続の仕組み

10.2 dApp から見えるアカウント

10.3 接続中のサイトを見る

現在どのサイトに接続を許可しているかは、いつでも確認できます。

  1. 画面右上の歯車ボタンを押して設定画面を開きます。
  2. dApp 管理 › を選びます。
  3. 接続中のサイトの一覧が表示されます。1 つの接続が 1 枚の枠で、上段に接続したタブ番号と接続日時、中段にそのサイトのホスト名、下段にネットワークの選択と切断のボタンが並びます。
  4. いま見ているタブの接続には「表示中」の印が付き、枠の色が変わります。

設定画面は 1 画面です。言語・決済サウンド・Bitcoin を使う・XRP を使う・Solana を使う・TRON を使う・dApp 管理 が並びます。 画面右上の dApp ボタンからは、設定を経由せず直接 dApp 管理を開けます。

接続はブラウザのタブ単位です。 同じサイトを複数のタブで開いて接続すると、それぞれが別の接続として別の行に表示されます(上の例では app.uniswap.org が「タブ 1」と「タブ 3」の 2 行に表示されています)。タブを閉じると、そのタブの接続は自動的に解除されます。切断もタブ単位で行われます。

10.4 タブごとに切断する/すべて切断する

接続ごとにネットワークを変える

各枠のプルダウンで、その接続(そのタブ)が使うネットワークを切り替えられます。ネットワークはタブごとなので、ここで変えても他のタブの dApp は変わりません。

10.5 サイドパネルが閉じているときの案内

Openloop Pay のサイドパネルを閉じた状態で、dApp から署名やアカウント切り替えなどの操作を行うと、小さな案内ポップアップが表示されます。「開く」ボタンを押すとサイドパネルが開くので、dApp の操作をやり直してください。


11. セキュリティ

Openloop Pay は、安全に送金するための仕組みを備えています。

11.1 ご利用にあたっての注意


12. トラブルシューティング

カメラが使えない/許可されない
ブラウザの設定でカメラの使用を許可してください。アドレスバーのカメラアイコンから許可できる場合があります。一部のブラウザ(拡張機能のサイドパネルなど)ではカメラを利用できないことがあります。その場合はコードの貼り付けをご利用ください。
身に覚えのないアドレス・残高が表示される(USB)
Openloop が 2 台以上 USB に接続されていないか確認してください。複数接続されていると、アプリはどの 1 台を使うかを選べず、選んだつもりのない方が表示されることがあります。使う 1 台だけを残して、ほかは抜いてから再接続してください。
USB の Openloop が選択画面に表示されない(拡張機能)
拡張機能のサイドパネルでは USB の選択画面が開けないことがあります。フルタブ(別タブ)で接続をお試しください。また、Openloop Connect などが同じデバイスを使用していると、USB が占有されて選べないことがあります。
追加したいネットワークが一覧に表示されない
このアプリに接続先(RPC)が用意されていないネットワークは、残高の取得・送金ができないため一覧に表示されません。RPC が分かる場合は「見つからない場合(手動で追加)」から手動で追加できます。
WalletConnect で「接続できません」と表示される
通信の確立に時間がかかっている場合があります。少し待ってから、もう一度お試しください。
送金確認画面が閉じない/応答がない
接続したウォレットからの応答を待っています。「キャンセル」で確認画面を閉じ、もう一度お試しください。
「この接続には TRON がありません。WalletConnect に再接続すると使えます。」と表示される
接続したウォレットが、接続のときに TRON を受け入れませんでした。WalletConnect を再接続するか、Openloop デバイスを接続してください。Bitcoin と Solana でも同じ形の案内が表示されます(通貨名だけが変わります)。
「接続中のウォレットは TRON の署名に対応していません。」と表示される
接続はできていますが、相手のウォレットがその署名の要求に応じられません。別のウォレットで再接続するか、Openloop デバイスを接続してください。Bitcoin と Solana でも同じ形の案内が表示されます。
「接続中のウォレットの TRON のアドレスが変わりました。再接続してください。」と表示される
画面に表示されているアドレスと、いまの接続が返すアドレスが違います。WalletConnect を再接続してください。Bitcoin と Solana でも同じ形の案内が表示されます。
設定で「使う」にしたのに、WalletConnect で Bitcoin / Solana / TRON が表示されない
求めるチェーンは接続のときに決まります。設定画面のそのチェーンのチェックのすぐ下に「いま接続している WalletConnect には TRON がありません。再接続すると使えます。」と表示されます。WalletConnect を再接続してください(§3.3)。
ネットワークが合っていない
WalletConnect のウォレットが、送金したいネットワークと違うネットワークになっていることがあります。ウォレット側でネットワークを合わせてください。
「Openloop Pay は別の画面で開いています。」と表示される(拡張機能)
拡張機能の画面は、ブラウザ全体で 1 つだけです(§2.2)。別のウィンドウで開いた方が使う画面になっています。いま見ている画面をもう一度 開くと、こちらに戻ります。
「別の画面で確認中です。終わるとこちらに切り替わります。」と表示されて操作できない(拡張機能)
別のウィンドウで送金や署名の確認が開いています。確認中の画面は他の画面に奪われません。その確認を承認またはキャンセルすると、この画面が自動的に使えるようになります。
Bitcoin・XRP・Solana・TRON のアドレスも残高も表示されない
設定で Bitcoin を使う / XRP を使う / Solana を使う / TRON を使う がオフになっていると、そのチェーンはアドレスも資産も表示されず、Openloop デバイスにアドレスを問い合わせることもありません(§5.4)。
資産の欄で、残高が「—」と表示される
その通貨の残高を読み込めませんでした。「—」にポインタを合わせると、「この残高を読み込めませんでした。(理由)」と表示されます。そのネットワークの接続先が一時的に応答していないときに起きます。時間をおいて、更新のボタンでもう一度読み込んでください。すべての残高を読み込めなかったときは、「残高を読み込めませんでした。(理由)」と表示されます。
Solana の送金で、送金する額のほかに SOL が引かれる
受取人がそのトークンの口座をまだ持っていない場合、その口座を作る費用(約 0.002 SOL)を送金する側が負担します。手数料とは別の行として確認画面に表示されます(§6.4)。
XRP の送金で「準備金として R XRP がロックされ、手数料が必要なため、送金できるのは N XRP までです。」と表示されて止まる
XRP Ledger では口座の維持のために一定額の XRP が準備金としてロックされ、その分は送金できません。表示された上限までの額で送金してください(§6.5)。準備金の額を確認できなかったときは「準備金と手数料があるため、送金できるのは N XRP までです(準備金の額は確認できませんでした)。」と表示されます。
取引所に送金した XRP が反映されない
取引所あての送金には、取引所が示す宛先タグが必要です。送金パネルの「宛先タグ」の欄に入力してください(§6.5)。タグを入力せずに送金したときは、送金先の取引所にお問い合わせください。
dApp が古いアカウントのまま
dApp は接続したときのアドレスを持ち続けます。Openloop Pay でアカウントを切り替えても、接続済みの dApp には知らせません(§10.2)。その dApp で切り替えるには、いったん切断してから(§10.4)、dApp 側で接続をやり直してください。
デバイスを抜いたら dApp の接続が切れた
そのとおりの動作です。デバイスを抜くと、すべての dApp の接続が切れます。再挿入すると、dApp が接続を要求してきた時点で、覚えているアカウントで再接続します(§10.2)。

13. 仕様

13.1 対応トークン(組込)

Openloop Pay は EVM 系(Ethereum とその互換チェーン)・XRP Ledger・Solana・TRON のトークンに対応します。以下のステーブルコインが組込済で、追加操作なしに送受金・残高表示できます。

トークン 対応メインネット
JPYC Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Kaia(4 チェーン)
USDC Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Base / Arbitrum One / OP Mainnet / Solana / TRON(8 チェーン。EVM 側は Circle 発行のネイティブ USDC)
USDT Ethereum / Polygon / Solana / TRON(4 チェーン)
TUSD TRON(1 チェーン)
USDD TRON(1 チェーン)
RLUSD XRP Ledger(1 チェーン)

テストネット用の JPYC は Sepolia / Polygon Amoy / Avalanche Fuji / Kaia Kairos の 4 チェーンで提供します(管理でチェックし、「テストネットを表示」をオンにすると表示・§4.1)。Sepolia では、Circle が配備した USDC も提供します。XRP Ledger Testnet では、テスト用の RLUSD を提供します。Solana の Devnet では、テスト用の tUSDC を提供します。TRON のテストネット(Shasta / Nile)では、テスト用の tUSDT を提供します。

RLUSD を使う前に、トラストラインの設定として Openloop デバイスで 1 回の署名が要ります(§6.5)。

XRP Ledger・Solana・TRON のトークンは追加できません。上の表のとおり組込のものが対応範囲です。EVM 系のような検索・手動追加(§13.3)はありません。

Solana は Token-2022 に対応しません。この形式のトークンの送金は断ります(§6.4)。

13.2 対応ネットワーク(組込)

種別 ネットワーク
メインネット(11) Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Base / Arbitrum One / OP Mainnet / Kaia / Bitcoin / XRP Ledger / Solana / TRON
テストネット(3) Sepolia / Polygon Amoy / Base Sepolia

XRP Ledger のテストネット(XRP Ledger Testnet)、Solana のテストネット(Solana Devnet / Solana Testnet)、TRON のテストネット(TRON Shasta / TRON Nile)は、Avalanche Fuji などと同じく「追加ネットワーク」の扱いです。組込トークンのネットワーク欄で選ぶと有効になります。

EVM 系の各ネットワークには公開 RPC(publicnode 系)とブロックチェーンエクスプローラーの URL が同梱されます。

Bitcoin・XRP Ledger・Solana・TRON(TronGrid)の接続先のアドレスは同梱で、変更はできません。

13.3 追加トークン・追加ネットワーク

この節はすべて EVM 系のみです。XRP Ledger・Solana・TRON では、トークンの追加も接続先の変更もできません(§13.1・§13.2)。

13.4 dApp 対応(拡張機能のみ)

ブラウザ拡張機能版は、以下の標準で dApp と接続します。

項目 対応内容
プロバイダ API EIP-1193(window.ethereum インターフェース)
プロバイダ発見 EIP-6963(Multi Injected Provider Discovery。他ウォレットと並存)
チェーン識別 EIP-155 / CAIP-2
対応 RPC メソッド eth_requestAccounts / eth_accounts / eth_chainId / eth_sendTransaction(EIP-1559 type-2 tx)/ personal_sign / eth_sign(生ハッシュのブラインド署名。要求時は強い警告表示)/ eth_signTypedData_v3 / eth_signTypedData_v4(EIP-712)/ wallet_switchEthereumChain(EIP-3326)/ wallet_addEthereumChain(EIP-3085)
非対応 eth_signTypedData_v1(レガシー・型情報不足のため意図的に非対応)
許可単位 タブごと(dApp を開いたタブ単位)に独立に許可・切断(§10)
dApp に渡すアドレス EVM のみ。XRP Ledger・Solana・TRON のアドレスは dApp に渡しません
アカウント Openloop デバイスごとに 1 つ。dApp は接続したときのアドレスを持ち続けます(§10.2)

13.5 WalletConnect 対応

13.6 支払いリクエスト QR

13.7 ウェブアプリ版と拡張機能版の比較

項目 ウェブアプリ ブラウザ拡張機能(Chrome / Edge)
実行環境 デスクトップ / スマートフォン デスクトップのみ
Openloop(USB) ○(WebHID 対応ブラウザ) ○(フルタブでの許可が必要な場合あり)
Openloop(Bluetooth) ○(対応スマートフォン) ×(拡張ではブラウザ側の権限で制限)
WalletConnect ○ ○
dApp 連携(EIP-6963 / EIP-1193) × ○
QR コード(カメラ読み取り) ○ △(サイドパネルでは不可の場合あり)
支払いリンクからの起動 ○ ○
履歴・アドレス帳の保存先 ブラウザ内 拡張のストレージ内
同時に開ける画面 いくつでも ブラウザ全体で 1 つだけ(§2.2)

14. お問い合わせ

ご不明な点やお困りのことがありましたら、以下までご連絡ください。

株式会社ハウディ・クリプト / Haudi Crypto, Inc. メール: support@crypto.haudi.jp

アプリ内の歯車(設定)ボタンからも、バージョンや各ドキュメントへのリンク、各種設定(言語・決済サウンド・Bitcoin を使う・XRP を使う・Solana を使う・TRON を使う・dApp 管理)へ移動できます。

関連ドキュメント: 利用規約 / プライバシーポリシー / ライセンス