株式会社ハウディ・クリプト
Haudi Crypto, Inc.
Openloop Pay は、ステーブルコインが使いやすいミニウォレットです。暗号資産の残高確認と送金を行うことができ、デスクトップのブラウザ拡張機能、およびスマートフォンのウェブアプリとして動作します。
対応するトークン・ネットワークは EVM 系(Ethereum とその互換チェーン)と TRON です。組込済のステーブルコイン(JPYC / USDC / USDT / TUSD / USDD)に加え、EVM 系では他のトークンを追加して使えます。詳しくは §13「仕様」をご覧ください。
秘密鍵はハードウェアウォレット Openloop(またはお使いのウォレット)の中に留まり、Openloop Pay が秘密鍵を保存・取得することはありません(非カストディ)。
Openloop Pay は、それ自身が秘密鍵を持たないコンパニオンウォレットです。ウォレットの本体(鍵)は Openloop デバイスや WalletConnect で接続したウォレットの側にあり、Openloop Pay は残高の表示と、署名のための橋渡しを行うだけです。そのため、ブラウザに鍵を保存する一般的なウォレットと異なり、たとえ Web アプリや拡張機能が攻撃されても、そこに盗まれる秘密は存在しません。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| ウォレット接続 | Openloop を USB / Bluetooth で接続、または WalletConnect で対応ウォレットを接続 |
| 残高確認 | 保有トークンの残高と、ガス(手数料)用資産の残高を表示 |
| トークン・ネットワーク管理 | 表示・送金するトークン×ネットワークを選び、追加・削除する |
| 送金 | 送金先・金額を入力し、接続したウォレットで承認して送金 |
| QR 読み取り | 支払いリクエストの QR コードを読み取り、送金内容を自動入力 |
| 履歴 | 送金履歴の確認と CSV 書き出し |
| dApp 接続(拡張機能のみ) | ブラウザ上の dApp と接続し、要求された署名を Openloop デバイスで承認 |
Openloop Pay は ブラウザ拡張機能版(Chrome/Edge
のみ) と
ウェブアプリ版(https://www.crypto.haudi.jp/openloop/pay/app/)の
2
形態で提供されます。ウェブアプリ版はブラウザによって使える接続方法(デバイスへの経路)が変わります。
| 環境 | USB (WebHID) | Bluetooth (BLE) | Safari 拡張ブリッジ | WalletConnect |
|---|---|---|---|---|
| デスクトップ Chrome / Edge | ○ | – | – | ○ |
| デスクトップ Firefox | – | – | – | ○ |
| デスクトップ Safari(macOS) | – | – | ○(要 macOS 版 Openloop Connect) | ○ |
| Android Chrome / Samsung Internet | – | ○ | – | ○ |
| Android Firefox | – | – | – | ○ |
| iPhone / iPad Safari | – | – | ○(要 iOS 版 Openloop Connect) | ○ |
| iPhone / iPad Chrome / Firefox / Edge | – | – | – | ○ |
Safari には USB (WebHID) も Bluetooth (WebBluetooth) の API も無いため、そのままでは Openloop デバイスに直接接続できません。Openloop Connect アプリに同梱されている Safari 機能拡張を有効化することで、Safari から Openloop デバイスへ接続できるようになります。
| 使う機器 | 入れるアプリ | デバイスとの経路 |
|---|---|---|
| iPhone / iPad | iOS 版 Openloop Connect | Bluetooth |
| Mac | macOS 版 Openloop Connect | USB |
このマニュアルでは Openloop Pay 側から見た動作のみを説明します。Openloop Connect アプリ自体の使い方は、Openloop Connect のユーザーマニュアルをご覧ください。
以下は iPhone / iPad の場合の手順です。
設定手順:
重要 — Openloop Pay は Safari で直接開いてください(ホーム画面のアイコンからは開かないでください)。 「ホーム画面に追加」で作ったアイコンから起動すると、iOS はウェブアプリを Safari 本体から隔離された スタンドアロン ウィンドウで実行し、その中では Safari 拡張機能が動作しません。そのため Openloop Connect のブリッジが使えず、Bluetooth がグレーアウトして選べなくなります。これは iOS 側の仕様上の制約で、Safari 拡張機能のどの設定を変えても解決できません。必ず通常の Safari のタブから Openloop Pay(
https://www.crypto.haudi.jp/openloop/pay/app/)を開いてください。(WalletConnect(§3.3)は拡張機能を必要としないため、ホーム画面のアイコンからでも利用できます。)
Mac では USB 接続になります。 macOS 版 Openloop Connect に同梱の Safari 機能拡張を有効にすると、Openloop デバイスを USB で挿した状態で Safari から使えます(Bluetooth ではありません)。▲ 機能拡張を有効にしていない Mac では、接続画面の USB は選べません。その場合は WalletConnect(QR コード)をお使いください(§3.3)。
iOS 版 Openloop Connect アプリは、Safari 拡張機能とは別に WalletConnect 対応のウォレットとしても動作します(§3.3)。Safari 拡張が有効になっていなくても、WalletConnect 経由の接続はいつでも利用できます。
アプリを開くと「ウォレットを接続」画面が表示されます。接続方法を選びます。
▲ Openloop は 1 台だけ挿してください。 USB に Openloop を 2 台以上つないだままにすると、アプリはどの 1 台を使うかを選べません。そのため、選んだつもりのない方のアドレス・残高が表示されることがあります(充電のためにもう 1 台挿していた、といった場合にも起こります)。使う 1 台だけを残し、ほかは抜いてください。
拡張機能のサイドパネルでは USB のデバイス選択画面が開けないことがあります。その場合はフルタブ(別タブ)で接続してください。一度接続を許可すれば、次回以降は選択画面なしで再接続されます。
一覧に出る名前は、お使いの環境で異なります。
環境 選択画面 表示例 Android(Chrome) ブラウザ(Chrome)の Bluetooth 選択画面 Openloop(30:ED:A0:D4:BE:F6)iPhone / iPad(Safari) Openloop Pay 自身の一覧 Openloop-BEF6(参考)Openloop Connect アプリ アプリ自身の一覧 Openloop-BEF6Android ではブラウザの選択画面を使うため、デバイス名は
Openloopとだけ表示され、 複数見つかった場合はブラウザが区別のために Bluetooth アドレスを添えます。 iPhone / iPad では Openloop Pay が自身で一覧を描くため、Openloop Connect と同じOpenloop-BEF6の形になります。どの表示も同じデバイスです。 末尾の 4 文字(例では
BE:F6→BEF6)が対応します。 Openloop を複数お持ちの場合は、ここで見分けてください。
接続直後は、選んだウォレットが前回まで使っていたネットワークのままになっていることがあります。送金時にネットワークが自動で切り替わらない場合は、ウォレット側でネットワークを合わせてください。
macOS の Safari で使うときは、ポップアップの許可が必要です。 Safari は初期設定でポップアップウインドウをブロックします。WalletConnect の一覧から「Desktop」(Openloop Connect デスクトップアプリ)を選ぶと、Openloop Pay はリレーサーバとのやり取りを終えてからアプリを開こうとしますが、Safari はクリックから時間が空いて開かれたウインドウをポップアップとみなして止めるため、選んでも何も起こりません。Safari の「設定」→「Web サイト」→「ポップアップウインドウ」を開き、crypto.haudi.jp を「許可」にしてください。なお、スマートフォンの Openloop Connect に QR コードで接続する場合や、Chrome / Edge をお使いの場合は、この設定は不要です。
接続すると、メイン画面に以下が表示されます。
どのトークン・ネットワークを「資産」に表示するかは、次章「トークン・ネットワーク管理」で選びます。ガス用のネイティブトークンは、資産に選んだネットワークに応じて自動で表示されるため、通常は個別に選ぶ必要はありません。
「テストネットを表示」をオンにすると、テストネットのトークン・ネットワークが一覧に加わります(ガス用のテストネット通貨も表示されます)。動作確認や検証に使えます。オフのときは、テストネットは残高にも一覧にも表示されません。通常のご利用ではオフのままにしてください。
表示・送金するトークンと、その対応ネットワークを選ぶ画面です。接続画面の「トークン・ネットワーク管理」リンク、または残高画面の管理ボタン(コインのアイコン)から開きます。
画面はセクションに分かれています。基本ルールは 「組込(最初から入っているもの)は削除できず、追加(自分で足したもの)は削除できる」 です。セクションは背景色を一つおきに変えて区切っています。
各画面の上部にはパンくずナビ(例:ホーム › トークン・ネットワーク管理 › トークンを追加)が表示され、今どの階層にいるかが分かります。各項目をタップすると、その画面へ直接戻れます。「戻る」ボタンは 1 つ上の階層に戻ります。
ネットワークの一覧には、そのトークンが組込トークンとして使えるネットワークも薄い色で並びます。今どれを選んでいるかが見えますが、ここでは変更できません(変更は「組込トークン」のセクションで行います)。
このアプリに接続先(RPC)が用意されていないネットワークは、残高の取得・送金ができないため、一覧に表示されません。 検索で見つからないトークンや、一覧に無いネットワークは、「見つからない場合(手動で追加)」から、コントラクトアドレスや RPC を入力して手動で追加できます(自己責任・「未確認」表示になります)。
一覧から外す操作は、いずれも確認画面が出ます。「解除」と「削除」は別のものとして扱っています。
| 操作 | 何が起きるか | 確認の見出し |
|---|---|---|
| チェックを外す | 選択が外れるだけ。定義は残るので、またチェックすれば戻せます | 通貨の選択を解除 |
| 追加トークンの 🗑 | 定義そのものが消えます。使い直すにはアドレスや桁を入力し直します | トークンを削除 |
| ネットワークの 🗑 | そのネットワークと、その上のトークンも一緒に消えます | ネットワークを削除 |
画面下部のボタンから、選んだトークン・ネットワークの設定を 書き出し/読み込み(JSON ファイル)できます。別の端末へ設定を移すときに使えます。読み込み時は、現在の設定を上書きする旨の確認と、整合性のチェック結果が表示されます。
取り込めなかった項目は、すべて理由つきで一覧表示されます(接続先が分からない/名前と通貨記号が無い/エクスプローラ
URL が https:// で始まらない/Openloop
の表にあるものと同じ、など)。黙って捨てられることはありません。
送金先には任意のラベルを付けて保存できます。次回以降、アドレス帳から選ぶだけで送金先を入力できます。
支払いリクエストの QR コードを読み取ると、送金パネルの各欄(通貨・送金先・金額)が自動で入力されます。読み取り方法は 2 通りあります。
お店などが印刷して掲示した支払い用リンクの QR コードは、スマートフォンの標準カメラで読み取れます。読み取るとリンクが表示され、タップすると Openloop Pay が開いて送金内容が自動入力されます。
印刷された紙の QR でも使えるよう、標準的な形式(EIP-681)を採用しています。BBQr のような分割 QR は使いません。
1 台の Openloop には複数のアカウントがあります。ウォレットカードの「アカウント切り替え」から、表示・送金に使うアカウントを切り替えられます。
送金の記録は、メイン画面の履歴に表示されます。
履歴はお使いの端末(ブラウザ)内にのみ保存されます。外部サーバーには送信されません。
デスクトップのブラウザ拡張機能版の Openloop Pay は、ウェブサイト上の dApp(分散型アプリ)と直接連携できます。dApp が要求した接続や署名を、Openloop Pay 経由で Openloop デバイスに橋渡しし、必ず本体画面で最終確認してから承認します。
ウェブアプリ版・スマートフォン版には dApp との連携機能はありません。dApp と接続したいときは、デスクトップのブラウザに Openloop Pay 拡張機能をインストールしてください。
現在どのサイトに接続を許可しているかは、いつでも確認できます。
接続はブラウザのタブ単位です。 同じサイトを複数のタブで開いて接続すると、それぞれが別の接続として別の行に表示されます(上の例では
app.uniswap.orgが「タブ 1」と「タブ 3」の 2 行に出ています)。タブを閉じると、そのタブの接続は自動的に解除されます。切断もタブ単位で行われます。
Openloop Pay のサイドパネルを閉じた状態で、dApp から署名やアカウント切り替えなどの操作を行うと、小さな案内ポップアップが表示されます。「開く」ボタンを押すとサイドパネルが開くので、dApp の操作をやり直してください。
Openloop Pay は、安全に送金するための仕組みを備えています。
Openloop Pay は EVM 系(Ethereum とその互換チェーン)と TRON のトークンに対応します。以下 5 種類のステーブルコインが組込済で、追加操作なしに送受金・残高表示できます。
| トークン | 対応メインネット |
|---|---|
| JPYC | Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Kaia(4 チェーン) |
| USDC | Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Base / Arbitrum One / OP Mainnet / TRON(7 チェーン。EVM 側は Circle 発行のネイティブ USDC) |
| USDT | Ethereum / Polygon / TRON(3 チェーン) |
| TUSD | TRON(1 チェーン) |
| USDD | TRON(1 チェーン) |
テストネット用の JPYC は Sepolia / Polygon Amoy / Avalanche Fuji / Kaia Kairos の 4 チェーンで提供します(「テストネットを表示」で表示・§4.1)。TRON のテストネット(Shasta / Nile)では、テスト用の tUSDT を提供します。
TRON のトークンは追加できません。組込の 5 件(上の表の TRON 列)が対応範囲です。EVM 系のような検索・手動追加(§13.3)は TRON にはありません。
| 種別 | ネットワーク |
|---|---|
| メインネット(8) | Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Base / Arbitrum One / OP Mainnet / Kaia / TRON |
| テストネット(3) | Sepolia / Polygon Amoy / Base Sepolia |
TRON のテストネット(TRON Shasta / TRON Nile)は、Avalanche Fuji などと同じく「追加ネットワーク」の扱いです。組込トークンのネットワーク欄で選ぶと有効になります。
各ネットワークには公開 RPC(publicnode 系)とブロックチェーンエクスプローラーの URL が同梱されます。
TRON の接続先(TronGrid)のアドレスは同梱で、変更はできません。
この節はすべて EVM 系のみです。TRON では、トークンの追加も接続先の変更もできません(§13.1・§13.2)。
ブラウザ拡張機能版は、以下の標準で dApp と接続します。
| 項目 | 対応内容 |
|---|---|
| プロバイダ API | EIP-1193(window.ethereum
インターフェース) |
| プロバイダ発見 | EIP-6963(Multi Injected Provider Discovery。他ウォレットと並存) |
| チェーン識別 | EIP-155 / CAIP-2 |
| 対応 RPC メソッド | eth_requestAccounts / eth_accounts /
eth_chainId /
eth_sendTransaction(EIP-1559 type-2
tx)/ personal_sign / eth_signTypedData_v3
/ eth_signTypedData_v4(EIP-712)/
wallet_switchEthereumChain(EIP-3326)/
wallet_addEthereumChain(EIP-3085) |
| 非対応 | eth_signTypedData_v1(レガシー・型情報不足のため意図的に非対応)/
eth_sign(生ハッシュのブラインド署名。要求時は強い警告表示) |
| 許可単位 | タブごと(dApp を開いたタブ単位)に独立に許可・切断(§10) |
ethereum: URI
形式(コントラクトアドレス/transfer 関数/チェーン
ID/数量)に対応します。印刷された紙の QR
コードでも、スマートフォンの標準カメラから開けます(§7)。| 項目 | ウェブアプリ | ブラウザ拡張機能(Chrome / Edge) |
|---|---|---|
| 実行環境 | デスクトップ / スマートフォン | デスクトップのみ |
| Openloop(USB) | ○(WebHID 対応ブラウザ) | ○(フルタブでの許可が必要な場合あり) |
| Openloop(Bluetooth) | ○(対応スマートフォン) | ×(拡張ではブラウザ側の権限で制限) |
| WalletConnect | ○ | ○ |
| dApp 連携(EIP-6963 / EIP-1193) | × | ○ |
| QR コード(カメラ読み取り) | ○ | △(サイドパネルでは不可の場合あり) |
| 支払いリンクからの起動 | ○ | ○ |
| 履歴・アドレス帳の保存先 | ブラウザ内 | 拡張のストレージ内 |
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株式会社ハウディ・クリプト / Haudi Crypto, Inc. メール: support@crypto.haudi.jp
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