ユーザーマニュアル
Openloop ハードウェアウォレット・セキュリティキー

Openloop Device

株式会社ハウディ・クリプト
Haudi Crypto, Inc.

Version 0.91.15
2026-05-07

目次

  1. はじめに
  2. 開封と初期設定
  3. 画面の見方と基本操作
  4. コンパニオンウォレットと連携する
  5. 暗号資産を受け取る
  6. 暗号資産を送る
  7. 通信方式の選択と設定
  8. セキュリティとバックアップ
  9. セキュリティキーとして使う(FIDO2/パスキー)
  10. PKCS#11署名器として使う(PIV)
  11. 画面マップ
  12. ファームウェア更新(OTA)
  13. トラブルシューティング
  14. 対応暗号資産とネットワーク
  15. 付録

1. はじめに

1.1 Openloopとは

Openloopは、暗号資産のハードウェアウォレットであり、FIDO2セキュリティキーであり、PKCS#11署名器でもあります。秘密鍵を安全に保管し、インターネットから完全に隔離された環境で署名を行うことができます。

3つの使い方:

主な特徴:

セキュアエレメント対応: NXP SE050セキュアエレメント(EAL6+認証)により、秘密鍵はハードウェア内で保護されます。

1.2 このマニュアルの使い方

推奨読書順序: 1. 初めての方: 1章→2章→3章→4章→7章 2. 送金する方: 5章→6章 3. セキュリティキーとして使う: 9章 4. PKCS#11署名器として使う: 10章 5. 設定変更: 11章 6. 困ったとき: 13章

1.3 安全に関する重要な注意事項

リカバリーフレーズは最重要の資産です

リカバリーフレーズ(12語 or 24語)の重要性:

安易にやってはいけないこと:

必ずやるべきこと:

PINコードの管理

フィッシング詐欺に注意

1.4 利用規約・免責事項

本製品を使用する前に、以下の利用規約および免責事項を必ずお読みください。本製品を使用した時点で、以下の内容に同意したものとみなします。

ソフトウェアライセンス

Openloopのファームウェアおよびソフトウェアは「現状のまま(AS IS)」で提供されます。

使用上の責任

ユーザーの責任範囲:

製造者・開発者は以下について一切の責任を負いません:

  1. 暗号資産に関する損失
    • 暗号資産の価格変動による損失
    • リカバリーフレーズの紛失・盗難による資産喪失
    • PINコードの忘却によるデバイスロック
    • ユーザーの操作ミス(誤送金、アドレス入力間違い)
    • 詐欺・フィッシングによる被害
    • ブロックチェーンネットワークの障害・遅延
    • 取引所・第三者サービスの不具合・倒産
  2. 技術的な問題
    • ソフトウェアバグによる損失
    • ハードウェアの互換性問題
    • 第三者ウォレットソフトとの連携不具合
    • ファームウェア更新時のトラブル
    • 通信方式(QR/USB/BLE)の接続エラー
  3. 法的・規制上の問題
    • 各国の法律・規制の変更
    • 暗号資産の法的地位の変化
    • 税務上の問題(税金計算・申告はユーザーの責任)
    • マネーロンダリング防止法への対応
  4. その他
    • 天災・事故によるデバイスの破損
    • 第三者による不正アクセス・ハッキング
    • データの消失・破損
    • 本マニュアルの誤記・不備

重要な確認事項

暗号資産は極めて高リスクな資産です:

Openloopは署名専用デバイスです:

使用前に必ず:

1.5 保証規定

ハードウェア保証

保証期間: 購入日から6ヶ月間

保証対象:

保証対象外:

保証の範囲:

ソフトウェア保証

ソフトウェアは無保証です(AS IS)

資産保証

暗号資産の保証は一切ありません

保証を受けるには

故障・不具合が発生した場合:

  1. 購入証明の準備: レシート・領収書を用意
  2. 症状の確認: 具体的な症状をメモ(再現手順、エラーメッセージなど)
  3. サポート問い合わせ: 公式サポートチャネルから連絡
  4. 診断: サポートチームが保証対象かを判断
  5. 修理・交換: 保証対象の場合、無償対応

重要: 修理・交換の際、デバイス内のデータはすべて消去されます。必ずリカバリーフレーズから復元できることを確認してください。

免責の確認

本製品を使用することで、以下を理解し同意したものとみなします:

1.6 プライバシーポリシー

Openloopはユーザーのプライバシーを尊重し、データ収集を最小限に抑えています。

基本方針

Openloopはオフラインデバイスです - インターネットに接続しません - ユーザーデータをサーバーに送信しません - 利用状況のトラッキングを行いません - 広告やマーケティング目的のデータ収集はありません

デバイス内に保存されるデータ

以下のデータはデバイス内のみに保存され、外部に送信されることはありません:

データ種別 保存場所 用途 削除方法
秘密鍵 セキュアエレメント(SE050) 署名生成 ウォレット削除
エントロピー セキュアエレメント(SE050) リカバリーフレーズ生成 ウォレット削除
シード セキュアエレメント(SE050) 秘密鍵導出 ウォレット削除
FIDO2マスターキー セキュアエレメント(SE050) パスキー認証 パスキー初期化
PIV鍵ペア セキュアエレメント(SE050) PIV署名 PIV初期化
パスキーデータ NVS(不揮発性メモリ) パスキー管理 パスキー初期化
PIV証明書 NVS(不揮発性メモリ) PIV認証 PIV初期化
PINコード NVS(不揮発性メモリ) デバイスロック PIN削除
PIV PIN NVS(不揮発性メモリ) PIV署名認証 PIV初期化
設定情報 NVS(不揮発性メモリ) 言語、音量等 ファクトリーリセット
BLEペアリング情報 NVS(不揮発性メモリ) Bluetooth接続 ペアリング解除

セキュアエレメント対応: NXP SE050セキュアエレメント(EAL6+認証)を搭載。秘密鍵はデュアルセキュア機能により保護され、セキュアエレメント内に安全に保存されています。

重要: 「ウォレット削除」または「ファクトリーリセット」を実行すると、秘密鍵・エントロピー・シードが完全に削除されます。リカバリーフレーズのバックアップがない場合、資産を永久に失います。ファクトリーリセットではFIDO2パスキーおよびPIV鍵も削除されます。

通信時のデータ

Air Gap通信(QRコード):

USB通信:

Bluetooth Low Energy(BLE)通信:

第三者へのデータ提供

ユーザーデータを第三者に提供することはありません

例外: 法的な強制力を持つ要請(裁判所命令等)があった場合、法律の範囲内で対応する可能性があります。ただし、Openloopはオフラインデバイスのため、製造者がユーザーデータにアクセスする手段はありません。

コンパニオンウォレットのプライバシー

Openloopと連携するウォレットソフト(Sparrow Wallet、MetaMask等)は、それぞれ独自のプライバシーポリシーを持っています。

ヒント: 最高のプライバシーを求める場合は、QRコード通信 + 自己管理ノード + Sparrow Walletの組み合わせを推奨します。

データの削除

ユーザーデータを完全に削除するには:

  1. 設定 → セキュリティ工場出荷状態へリセット
  2. 確認画面で「はい」を選択
  3. すべてのデータが完全に削除されます

警告: この操作は元に戻せません。必ずリカバリーフレーズのバックアップがあることを確認してください。

1.7 輸出規制・コンプライアンス

Openloopには暗号化技術が含まれており、一部の国・地域では輸出入規制の対象となる場合があります。

暗号化技術の使用

Openloopは以下の暗号化技術を使用しています:

技術 用途 規格
ECDSA(secp256k1) Bitcoin/Ethereum/TRON署名 SEC 2
ECDSA(P-256) FIDO2/PIV署名 FIPS 186-4
EdDSA(Ed25519) XRP/Solana/FIDO2/PIV署名 RFC 8032
RSA-2048 PIV署名 PKCS#1 v1.5
SHA-256 ハッシュ生成 FIPS 180-4
SHA-512 XRP鍵導出 FIPS 180-4
Keccak-256 Ethereum署名ハッシュ FIPS 202
RIPEMD-160 Bitcoin アドレス生成 ISO/IEC 10118-3
AES-256-GCM 秘密鍵・リカバリーフレーズの暗号化 FIPS 197 / SP 800-38D
PBKDF2 BIP39ニーモニックからシード導出 RFC 8018
HMAC-SHA512 BIP32鍵導出 RFC 2104
ECDH鍵交換 SE050とのデュアルセキュア鍵導出 SEC 1
AES-CTR SE050での暗号化 SP 800-38A
BLE暗号化 Bluetooth通信 Bluetooth 4.2+ LE Secure Connections

輸出規制について

日本からの輸出:

米国の規制(EAR):

EU規制:

禁止される使用

以下の目的でのOpenloop使用は禁止されています:

ユーザーの責任

ユーザーは以下を遵守する責任があります:

  1. 居住国の法律遵守
    • 暗号資産の保有・取引に関する法律
    • 税法(キャピタルゲイン税、所得税等)
    • 報告義務(一定額以上の取引報告等)
  2. 輸出入規制の遵守
    • 本製品を他国に持ち出す場合の規制確認
    • 禁輸国への持ち込み禁止
  3. 本人確認(KYC)への協力
    • 取引所利用時のKYC/AML要件遵守
    • 必要に応じた取引記録の保管
  4. 税務申告
    • 暗号資産取引の適切な記録
    • 税務当局への正確な申告

免責事項

重要: ユーザーの責任について

Openloopが各国の輸出規制の条件を満たしているかについて、製造者・開発者は一切保証しません。 本製品を輸出入する場合は、必ずユーザー自身が該当する法律・規制を確認し、必要な許可を取得してください。

ヒント: 暗号資産の税務処理は複雑です。大きな取引を行う場合は、税理士や会計士に相談することを推奨します。


2. 開封と初期設定

2.1 同梱品の確認

開封したら、以下の内容物が揃っているか確認してください:

注意: USB-Cケーブルは同梱されていません。充電およびファームウェア更新には、市販のUSB-Cケーブル(USB 2.0以上対応)をご用意ください。

2.2 初回起動

  1. 充電: USB-Cケーブルで電源に接続(PCまたはUSB充電器)
  2. 電源ON: デバイスが自動的に起動します
  3. スプラッシュ画面: Openloopのロゴが表示されます
  4. 利用規約の承認: 初回起動時は利用規約(EULA)が表示されます。内容を確認し「同意する」をタップしてください。「全文を見る」をタップするとQRコードが表示され、スマートフォンで利用規約の全文を閲覧できます
  5. セットアップ開始: 利用規約の承認後、自動的にセットアップダイアログが表示されます

利用規約の承認画面 初回起動時に表示される利用規約の承認画面

スプラッシュ画面

2.3 ウォレットの作成・復元(最重要)

初回起動時、ウォレットが存在しない場合は自動的にセットアップダイアログが表示されます。

初回起動時の自動ダイアログ

「Openloopへようこそ」ダイアログ:

セットアップダイアログ

選択肢:

ヒント: このダイアログは、ウォレット削除後にも自動的に表示されます。また、「ウォレット」画面→「新規ウォレット」ボタンからも同じ画面を開くことができます。


新規ウォレットの作成

ステップ1: ニーモニック長を選択

「生成」をタップすると、ニーモニック長の選択画面が表示されます。

「ニーモニック長を選択」ダイアログ:

リカバリーフレーズ長選択

どちらを選ぶべき?

長さ セキュリティ エントロピー 推奨用途
12語 高い 128ビット 一般的な利用、覚えやすさ重視
24語 超高い 256ビット 高額資産、最大限のセキュリティ
ステップ2: リカバリーフレーズの記録

この作業が最も重要です!集中して正確に実施してください。

12語または24語を選択すると、新しいリカバリーフレーズが生成されて表示されます。

  1. 画面に表示される単語をメモ
    • 付属の記録用紙を使用
    • 単語の順番も重要です(1番目、2番目…)
    • スペルミスに注意(例: “work” と “word” は別の単語)
  2. 安全な場所に保管
    • 耐火金庫、貸金庫などに保管
    • 複数のコピーを異なる場所に分散保管(推奨)
リカバリーフレーズ表示

リカバリーフレーズの例(12語):

1. modify    5. normal     9. mixture
2. rack      6. whisper   10. replace
3. conduct   7. false     11. panda
4. divert    8. solid     12. farm

警告: この例はサンプルです。絶対に実際のウォレットで使用しないでください!

ステップ3: ウォレット生成完了
ウォレット生成完了

チェックポイント: - [ ] リカバリーフレーズを紙にメモした - [ ] スペルと順番を確認した - [ ] 安全な場所に保管した - [ ] 家族に保管場所を伝えた(オプション)


「ウォレット」画面からの操作

ウォレット画面では、現在のウォレットの状態に応じてボタンが有効/無効になります:

ボタン ウォレットなし ウォレットあり
新規ウォレット 有効 無効 青/グレー
リカバリーフレーズ 無効 有効 黄/グレー
ウォレット削除 無効 有効 赤/グレー

ボタンの色の意味:

ウォレット画面

ヒント: ウォレットを削除すると、次回のアクセス時に再び「Openloopへようこそ」ダイアログが表示されます。

2.4 PINコードの設定

ウォレット作成後、PINコードを設定してデバイスを保護しましょう。

ステップ1: PIN設定画面へ

  1. ナビバーの「セキュリティ」→「PINを設定」をタップ
PIN入力画面

ステップ2: PINコードの入力

  1. 新しいPINを入力(4〜6桁)
    • 推奨: 6桁以上
    • 避けるべき: 1234、0000、誕生日など推測されやすいもの
  2. 確認のため再入力
    • 同じPINを入力してください
  3. 設定完了
    • 「PINを設定しました」メッセージが表示されます
PINロックレベル設定

ヒント: PINコードは忘れないようにメモしてください(リカバリーフレーズとは別の場所に保管)。

PINコード入力制限(ロックアウト)

セキュリティのため、PINを連続して間違えると一時的にロックされます:

間違い回数 ロックアウト時間
1〜2回 なし(すぐに再入力可能)
3回 30秒
4回 1分
5回 5分
6〜9回 10分
10回 永久ロック(工場出荷状態へリセット必須)

重要: 10回連続で間違えると、デバイスは永久にロックされます。この場合、「工場出荷状態へリセット」でデバイスを初期化し、リカバリーフレーズからウォレットを復元する必要があります。

2.5 言語設定

日本語または英語を選択できます。

  1. 「設定」→「言語」をタップ
  2. 「日本語」または「English」を選択
  3. 画面全体が選択した言語で表示されます
言語設定

ヒント: 言語はいつでも変更できます。

2.6 音声設定

クリック音や各種サウンドを設定できます。

クリック音のON/OFF

  1. 「設定」→「音声」→「クリック音」
  2. トグルボタンで ON/OFF

ヒント: 静かな場所で使用する場合は、クリック音をOFFにできます。

音量調整

  1. 「設定」→「音声」→「音量」
  2. スライダーで調整
    • 0%(無音)〜 100%(最大)
音声設定

ヒント: トランザクション署名時の確認音も音量設定に従います。


3. 画面の見方と基本操作

3.1 画面構成

Openloopの画面は3つのエリアで構成されています:

┌────────────────────────────────────────────────────┐
│            [ステータスバー]          │ ← バッテリー/BLE/USB
├────────────────────────────────────────────────────┤
│                                  │
│            [コンテンツエリア]             │ ← メイン情報・ボタン
│                                  │
├────────────────────────────────────────────────────┤
│ ホーム 送金 受取 ウォレット パスキー セキュリティ 通貨 設定 │ ← ナビゲーションバー(横スクロール)
└────────────────────────────────────────────────────┘
画面構成

ステータスバー(上部)

ナビゲーションバー(下部)

ナビバーは横スクロールに対応しており、8つの画面に直接アクセスできます:

表示 画面名 機能
ホーム ホーム画面 ウォレット情報の確認
送金 送金画面 トランザクション署名
受取 受取画面 アドレス・QRコード表示
ウォレット ウォレット画面 ウォレット作成・削除・エクスポート
パスキー パスキー・PIV画面 FIDO2パスキーとPIV鍵の管理
セキュリティ セキュリティ画面 PINロック設定
通貨 通貨・ネットワーク画面 通貨とネットワークの設定
設定 設定画面 音声・言語・USB・BLE・ファクトリーリセット

ヒント: ナビバーを左右にスワイプして隠れている項目にアクセスできます。

3.2 タッチ操作の基本

ヒント: ボタンをタップすると、クリック音が鳴ります(設定でON/OFF可能)。

ダイアログの操作

確認ダイアログや署名承認画面では、ボタンが以下のように配置されています:

3.3 ホーム画面

ウォレットの現在の状態を一覧で確認できます。

表示内容:

ホーム画面

ヒント: ホーム画面では常にメインネットのアドレスが表示されます。テストネットのアドレスを確認するには「受取」画面でネットワークを切り替えてください。

既定通貨

Openloopは、USB接続時にPCのウォレットソフトウェア(MetaMask等)からのリクエストに応じて自動的に対応する通貨モードに切り替わります。これはLedgerの「アプリ切替」に相当する機能です。通常は自動切替で動作しますが、ウォレットソフトウェアによっては手動で切り替える必要がある場合があります。

3.4 受取画面

暗号資産を受け取るためのアドレスとQRコードを表示します。

Openloopは階層的決定論的(HD)ウォレットであり、BIP32/BIP44の仕様に基づいて、ひとつのマスターシードから複数の鍵を階層的に導出することができます。導出されたどの鍵でも使用することができ、取引を行うたびに鍵を変更することでユーザーのプライバシーを保護することができます。

受取画面では、Bitcoin、Ethereum、XRP、Solana、TRONの代表的なアドレスと、BIP44のカスタムパスを指定してウォレットが持っている公開鍵アドレスを表示することができます。

受取画面(Bitcoin) 受取画面(Ethereum) 受取画面(XRP) 受取QRコード

操作方法:

  1. ナビゲーションバーの「受取」をタップ
  2. 通貨を選択(Bitcoin / Ethereum / XRP / Solana / TRON / カスタムパス)
  3. 受取アドレスが表示されます
  4. 「QR表示」ボタンで QRコードを表示

通貨選択による動作の違い:

選択肢 動作
Bitcoin Account 0, Index 0 のBitcoinアドレスを表示
Ethereum (ERC-20) Account 0, Index 0 のEthereumアドレスを表示
Ripple (Ed25519) Account 0, Index 0 のXRPアドレスを表示
Solana Account 0 のSolanaアドレスを表示
TRON (TRX) Account 0, Index 0 のTRONアドレスを表示
カスタムパス (secp256k1) BIP44に基づき任意のAccount/Indexを指定(secp256k1曲線)
カスタムパス (Ed25519) BIP44に基づき任意のAccount/Indexを指定(Ed25519曲線)
受取画面ドロップダウン

カスタムパス(BIP32/BIP44)を選択した場合:

  1. 「カスタムパス」をタップ(secp256k1またはEd25519を選択)
  2. Account番号を入力(0〜9)
  3. Index番号を入力(0〜9)
  4. 通貨を選択(BTC / ETH / XRP / SOL / TRX)
  5. 指定したBIP44パスのアドレスが表示されます

これにより、コンパニオンウォレットで使用している任意のアドレスをOpenloopで表示・検証できます。

パラメータ 説明
Account ウォレット内のアカウント番号 0, 1, 2…
Index アカウント内のアドレス番号 0, 1, 2…

BIP32導出パスの形式:

m / purpose' / coin_type' / account' / change / index

通貨別の標準パス:

通貨 標準パス 規格 曲線
Bitcoin m/84’/0’/0’/0/0 BIP84 (Native SegWit) secp256k1
Ethereum m/44’/60’/0’/0/0 BIP44 secp256k1
XRP m/44’/144’/0’/0/0 BIP44 Ed25519
Solana m/44’/501’/0’ BIP44 Ed25519
TRON m/44’/195’/0’/0/0 BIP44 secp256k1

使用例: 複数の受取アドレスを使い分けたい場合(仕事用・個人用など)に、異なるIndexのアドレスを使用できます。

詳細は「5. 暗号資産を受け取る」を参照

受取画面

ヒント: QRコードをスマホアプリで読み取れば、アドレスの入力ミスを防げます。

3.5 送金画面

暗号資産を送るための署名を行います。

重要: この画面はAir Gap方式(QRコード)でトランザクションに署名するための画面です。

Air Gap方式(QRコード):

USB/BLE接続方式:

送金画面

重要: Openloopは署名のみを行います。実際の送金(ブロードキャスト)はコンパニオンウォレットが行います。

3.6 その他の画面

ナビゲーションバーから直接アクセスできる各画面の概要です。詳細は各章を参照してください。

画面 内容 詳細
ウォレット 新規作成・エクスポート・削除・リカバリーフレーズ 8章
パスキー FIDO2パスキー管理・PIV鍵管理 9章10章
セキュリティ PINロックレベル設定・PIN設定/変更/削除 8.1節
通貨 通貨とネットワークの表示・設定 14章
設定 音声・言語・USB・BLE・ファクトリーリセット・バージョン情報 7章11章

ヒント: ウォレット連携機能は「ウォレット」画面の「ウォレット連携」からアクセスします。詳細は「4.1 ウォレット連携画面」を参照してください。


4. コンパニオンウォレットと連携する

重要: Openloopを使用する前に、必ずウォレットソフト(コンパニオンウォレット)との連携設定を行ってください。

Openloopは署名専用デバイスです。実際に暗号資産を送受信するには、ウォレットソフト(コンパニオンウォレット)と連携する必要があります。

ウォレット連携動作図

Diagram 0

連携方法の選択

方式 対応通貨 ウォレット例 セキュリティ
Air Gap BTC/ETH/XRP/SOL/TRX Sparrow Wallet 他 最高
USB BTC/ETH/XRP/SOL/TRX Sparrow/MetaMask/Rabby 他 高い
BLE ETH MetaMask Mobile 高い

4.1 ウォレット連携画面

アクセス方法: ナビバーの「ウォレット」→「ウォレット連携」

この画面では、コンパニオンウォレットと連携するための公開鍵情報をQRコードで表示します。

使用する場面

接続方式 この画面の使用 説明
Air Gap 必要 公開鍵のQRコードを表示し、コンパニオンウォレットにスキャンさせます
USB 不要 コンパニオンウォレット側から接続操作を行います
BLE 不要 コンパニオンウォレット側から接続操作を行います

ヒント: USB/BLE接続では、Openloop側での操作は不要です。MetaMaskなどのコンパニオンウォレットで「ハードウェアウォレットを接続」を選択するだけで連携できます。

通貨の選択

ドロップダウンメニューから連携する通貨を選択します:

通貨別オプション

Bitcoin
オプション 説明
Mainnet 本番ネットワーク用の公開鍵を表示
Testnet テストネットワーク用の公開鍵を表示

「QRを表示」ボタンをタップすると、xpub形式の拡張公開鍵がQRコードで表示されます。

Bitcoinウォレット連携画面
Ethereum

オプションはありません。「QRを表示」ボタンをタップすると、アドレス情報がQRコードで表示されます。

Ethereumウォレット連携画面
XRP (Ripple)
オプション 説明
Auto ホストからのP2パラメータに従って曲線を選択(デフォルト)
Ed25519 常にEd25519曲線を使用(P2パラメータを無視)
secp256k1 常にsecp256k1曲線を使用(P2パラメータを無視)
XRPウォレット連携画面

XRPカーブ設定の重要な注意点

XRPのカーブ設定は、Air Gap/USB/BLEすべての接続方式に影響します。これは他の通貨と異なる動作です。

問題の背景:

XRP Toolkit(hw-app-xrpライブラリ経由)は、Ed25519アドレスを使用している場合でも、常にP2=0x40(secp256k1)を送信するバグがあります。

設定 動作 推奨
Auto ホストのP2に従う XRP Toolkitでは(署名失敗)
Ed25519 常にEd25519 XRP Toolkit使用時は推奨
secp256k1 常にsecp256k1 Ledger互換が必要な場合

推奨設定:

ヒント: Ed25519は新しい形式で、ソフトウェアウォレットのデフォルトです。特別な理由がない限り「Ed25519」を推奨します。

Solana

オプションはありません。「QRを表示」ボタンをタップすると、Solanaの公開鍵情報がQRコードで表示されます。

Solanaウォレット連携画面

連携手順の概要

  1. Air Gap連携(Bitcoin + Sparrow Wallet)
    1. Sparrow Walletで「New Wallet」→「Airgapped Hardware Wallet」
    2. OpenloopでQRコードを表示(「ウォレット」→「ウォレット連携」→「Bitcoin」)
    3. SparrowでQRをスキャン → 連携完了
  2. USB連携(Ethereum + MetaMask)
    1. MetaMaskで「アカウント追加」→「ハードウェアウォレット」→「Ledger」
    2. OpenloopをUSBで接続
    3. アドレスを選択 → 連携完了
  3. BLE連携(Ethereum + MetaMask Mobile)
    1. Openloopで事前にBLEペアリング(「7.4 BLE接続方式の詳細」参照)
    2. MetaMask Mobileで「ハードウェアウォレット」→「Bluetooth」
    3. Openloopを選択 → 連携完了

注意: 各連携方法の詳細手順は「6. 暗号資産を送る」を参照してください。

複数ウォレットを使用する場合の注意

同時に複数のウォレットソフトを起動しないでください!

問題:

正しい使い方:


5. 暗号資産を受け取る

重要: Openloopは残高を表示する機能がありません。受け取りが完了したかどうかは、コンパニオンウォレット(Sparrow Wallet、MetaMask等)またはブロックチェーンエクスプローラーで確認してください。

5.1 受け取りの流れ

暗号資産を受け取るには、受取アドレスを送金元に伝える必要があります。

受取アドレスを取得する方法は2つあります:

方法 説明 用途
コンパニオンウォレットから 連携済みのウォレットソフト(Sparrow Wallet、MetaMask等)に表示されているアドレスを使用 日常的な受取
Openloop本体から 「受取」画面でQRコードを表示して送金元に読み取ってもらう コンパニオンウォレット未接続時、セキュリティ確認時

セキュリティのヒント: コンパニオンウォレットに表示されているアドレスとOpenloop本体のアドレスが一致するか確認することで、マルウェアによるアドレス改ざんを検出できます。

基本的な流れ: 1. 通貨とネットワークを確認 2. 受取アドレスを取得(コンパニオンウォレットまたはOpenloop本体) 3. 取引所や他のウォレットから送金してもらう 4. トランザクションの確認(ブロックチェーン上)

5.2 サポートしている暗号資産の確認

Openloopは複数の暗号資産とネットワークをサポートしています。受け取りたい通貨がサポートされているか確認しましょう。

注意: この設定は送金のたびに必ず行う必要はありません。コンパニオンウォレット側で適切な通貨・ネットワークが設定されていれば、署名時に自動的に判定されます。

通貨・ネットワーク画面へのアクセス

ナビバーの「通貨」をタップ

サポート通貨一覧

通貨 説明 主な用途
Bitcoin (BTC) 最も一般的な暗号資産 価値保存、送金
Ethereum (ETH) スマートコントラクト対応 DeFi、NFT、トークン
XRP (Ripple) 高速・低手数料送金 国際送金
Solana (SOL) 高速・低手数料のブロックチェーン DeFi、NFT
TRON (TRX) 高スループットのブロックチェーン DeFi、ステーブルコイン

Ethereumの幅広いサポート:

OpenloopはすべてのEVM互換ネットワークすべてのERC-20トークンをサポートしています。

組み込み済みデータ:

非組み込みの場合:

詳細は「14. 対応暗号資産とネットワーク」を参照してください。

通貨・ネットワーク画面

Mainnet(本番)とTestnet(テスト)

重要: ネットワークを間違えると資産を失う可能性があります!

ネットワーク 用途 資産価値
Mainnet 実際の取引(本番環境) 実際の価値がある
Testnet 開発・テスト用 価値なし(練習用)

初心者の方: まずTestnetで練習してから、Mainnetを使用することを強く推奨します。

各通貨のネットワーク:

通貨 Mainnet Testnet
Bitcoin BTC Main BTC Test
Ethereum ETH Main ETH Sep (Sepolia)
XRP XRP Main XRP Test

Ethereumの追加ネットワーク(レイヤー2等):

警告: 送金元と受取先のネットワークが正しいことを必ず確認してください。

5.3 受取アドレスの表示(Openloop本体)

コンパニオンウォレットを使わずに受取アドレスを確認する場合や、コンパニオンウォレットに表示されているアドレスが正しいか検証したい場合に、Openloop本体の「受取」画面を使用します。

ステップ1: 受取画面へ

  1. ナビゲーションバーの「受取」をタップ
  2. 現在の通貨とネットワークの受取アドレスが表示されます
受取画面

アドレス検証のヒント: Openloop受取画面で通貨を選択した場合、デフォルトで「Account 0, Index 0」のアドレスが表示されます。

カスタム導出パス(BIP32/BIP44)の使用

コンパニオンウォレットで異なるアカウントやインデックスのアドレスを使用している場合は、OpenloopでもBIP32/BIP44に基づくカスタムパスを指定して同じアドレスを表示できます。

操作方法: 1. 受取画面で「カスタムパス」ボタンをタップ 2. Account番号とIndex番号を入力 3. 指定したパスのアドレスが表示されます

例1: Sparrow Walletで2番目のアドレスを使用している場合 - Sparrow: Account 0, Index 1 のアドレス - Openloop: カスタムパスで Account=0, Index=1, 通貨=BTC を指定 → 同じアドレスが表示

例2: MetaMaskで複数アカウントを使用している場合 - MetaMask: 「Account 2」のアドレス(MetaMaskの2番目のアカウント) - Openloop: カスタムパスで Account=1, Index=0, 通貨=ETH を指定 → 同じアドレスが表示

注意: MetaMaskの「Account 1」はOpenloopのAccount=0に対応します(0始まりのため)。

アドレスの例:

ステップ2: QRコードの表示

  1. 「QR表示」ボタンをタップ
  2. QRコードが画面いっぱいに表示されます
  3. スマホなどでスキャンしてアドレスを読み取れます
受取QRコード

ヒント: QRコードをタップすると、アドレス表示に戻ります。

ステップ3: アドレスのコピー方法

方法1: 手動入力 - 表示されたアドレスを正確に入力(推奨しません:入力ミスのリスク)

方法2: QRコード読取 - スマホのウォレットアプリでQRコードをスキャン(推奨)

方法3: USB/BLE接続 - コンパニオンウォレットから自動取得(最も簡単)

5.4 取引所・他のウォレットから送金してもらう

取引所からの送金例(Bitcoinの場合)

  1. 取引所にログイン(例: bitFlyer、Coincheck など)
  2. 出金画面へ
    • 「出金」または「送金」メニューを選択
  3. 通貨を選択: Bitcoin(BTC)
  4. 受取アドレスを入力
    • Openloopの受取画面のQRコードをスキャン、またはアドレスをコピー
  5. 金額を入力
    • 送金したいBTCの量
  6. ネットワーク手数料を確認
    • 取引所が自動計算します
  7. 確認して送金
    • 2段階認証などのセキュリティ確認
  8. トランザクション完了待ち
    • 数分〜数時間(Bitcoinの場合)

警告: 初回は少額でテストしてください。アドレスが正しいことを確認してから、本番の金額を送金しましょう。

ヒント: Testnetで練習する場合は、Testnet用のフォーセット(無料配布サイト)から受け取れます。

5.5 入金の確認

Openloop自体は残高表示機能が限定的です。以下の方法で確認できます:

方法1: ブロックチェーンエクスプローラー - Bitcoin: blockstream.info - Ethereum: etherscan.io - XRP: xrpscan.com

アドレスを検索すれば、トランザクション履歴と残高を確認できます。

方法2: コンパニオンウォレット - Sparrow Wallet、MetaMaskなどで残高確認

5.6 ERC-20トークンを受け取る

ERC-20トークンは、Ethereumブロックチェーン上で動作するトークンです(USDT、USDC、DAI、JPYC など)。

重要なポイント

ERC-20トークンの受取アドレスは、ETHと同じアドレスを使用します

重要: ERC-20トークンを受け取る際も、通常のEthereumアドレス(0x...)を使用します。トークンごとに別のアドレスを作成する必要はありません。

215あるので(チェーン)の説明

重要: ERC-20トークンはネットワーク(チェーン)によって異なります。同じトークン名でも、ネットワークが違うと別物です!

Openloop対応EVMネットワーク(215ネットワーク: 129メインネット + 86テストネット)

カテゴリ メインネット例 テストネット例
Ethereum Ethereum Sepolia, Holesky
L2 Optimistic Optimism, Arbitrum One, Base, Mantle, Blast Sepolia版各種
L2 ZK Rollups zkSync Era, Linea, Scroll, Polygon zkEVM, Taiko Sepolia版各種
Alt L1 BNB Smart Chain, Avalanche, Fantom, Cronos Testnet/Fuji版各種
ゲーム/NFT Ronin, Immutable zkEVM, ApeChain Testnet各種
新興チェーン Berachain, Monad, Sonic, Abstract, Morph Testnet各種

主要ネットワーク一覧(抜粋):

ネットワーク Chain ID 用途
Ethereum 1 メインネット(本番取引)
Optimism 10 Layer 2
Arbitrum One 42161 Layer 2
Base 8453 Layer 2 (Coinbase)
Polygon 137 サイドチェーン
zkSync Era 324 zkRollup
Linea 59144 zkRollup
Scroll 534352 zkRollup
BNB Smart Chain 56 EVM互換チェーン
Avalanche C-Chain 43114 EVM互換チェーン
Berachain 80094 新興チェーン
Blast 81457 Layer 2

完全なネットワーク一覧は製品仕様書を参照してください。

主要ネットワークの特徴:

  1. Ethereum Mainnet(ETH Main):
    • 最も一般的で、ほとんどの取引所が対応
    • 手数料(Gas Fee)が高い($5〜$50以上の場合も)
    • セキュリティが最も高い
  2. Base(Coinbase L2): 新規対応
    • Coinbaseが運営するLayer 2
    • 手数料が非常に安い($0.01以下)
    • Coinbaseと連携しやすい
  3. Arbitrum One / Optimism:
    • Ethereumのレイヤー2ソリューション
    • 手数料が極めて安い($0.01〜$1程度)
    • 処理が高速(数秒)

受け取り手順

  1. ネットワーク選択:
    • 取引所から出金する場合 → 取引所が対応しているネットワークを選択
    • 個人ウォレットから受け取る場合 → 送信者と同じネットワークを選択
  2. アドレス確認: 「受取」画面でEthereumアドレス(0x...)を確認
  3. 送金依頼: 取引所やウォレットから、このアドレスにERC-20トークンを送金してもらう

重要: アドレスは同じでも、ネットワークが違うと届きません! 必ず送信者と受信者で同じネットワークを選択してください。

ETH受取画面

よくある質問

Q: USDT専用のアドレスは必要ですか? A: いいえ。Ethereumアドレス1つで、ETHとすべてのERC-20トークン(USDT、USDC、DAIなど)を受け取れます。

Q: 取引所で「ネットワーク」を選択する画面が出ます。何を選べばいいですか? A: 以下のように選択してください: - ERC-20 または Ethereum を選択(正解) - TRC-20(Tronネットワーク)や BEP-20(BSC)は選ばないでください - 異なるネットワークを選ぶと資産を失います

Q: トークンが届いたか確認するには? A: Etherscan(https://etherscan.io/)でアドレスを検索すると、ETHとERC-20トークンの残高が表示されます。

Etherscanトークン残高

対応ERC-20トークン例

Openloopは主要なERC-20トークンに対応しています:

トークン Contract Address(Mainnet) 用途
AAVE 0x7Fc66500c84A76Ad7e9c93437bFc5Ac33E2DDaE9 DeFi レンディング
ARB 0xB50721BCf8d664c30412Cfbc6cf7a15145234Ad1 Layer 2 ガバナンス
DAI 0x6B175474E89094C44Da98b954EedeAC495271d0F 分散型ステーブルコイン
JPYC 0xE7C3D8C9a439feDe00D2600032D5dB0Be71C3c29 日本円ステーブルコイン
LINK 0x514910771AF9Ca656af840dff83E8264EcF986CA Oracle
UNI 0x1f9840a85d5aF5bf1D1762F925BDADdC4201F984 DEXガバナンス
USDC 0xA0b86991c6218b36c1d19D4a2e9Eb0cE3606eB48 ステーブルコイン
USDT 0xdAC17F958D2ee523a2206206994597C13D831ec7 ステーブルコイン

ヒント: ERC-20トークンはEthereumネットワーク上で動作するため、送金手数料(Gas Fee)はETHで支払われます。


6. 暗号資産を送る

6.1 送金の基本概念

Openloopは署名専用デバイスです。実際の送金プロセスは以下の通り:

Diagram 1

Air Gapとは: USB/BLE通信を使用せず、QRコードだけでデータをやり取りする方式。最高のセキュリティを実現します。

6.2 対応ウォレットソフトの準備

Openloopと連携できる主要なウォレットソフト:

ウォレット 対応通貨 通信方式 動作確認
MetaMask Mobile Ethereum / ERC-20 BLE(推奨) 確認済
MetaMask(PC) Ethereum / ERC-20 USB(WebHID) 確認済
Sparrow Wallet Bitcoin Air Gap(QRコード) 確認済
Safe Ethereum / ERC-20 USB(WebHID) 確認済
Rabby Ethereum / ERC-20 USB(WebHID) 確認済
XRP Toolkit XRP USB 確認済
その他Ledger互換アプリ 各種 USB / BLE 多数対応
その他KeyStone互換アプリ 各種 QRコード 多数対応

互換性について: OpenloopはUSB/BLEでLedger互換プロトコル、QRコードでKeyStone互換プロトコルを使用しています。Ledger Live以外のLedger対応アプリ、およびKeyStone対応アプリは基本的に動作します。

MetaMask Mobileのインストール(Ethereum用・推奨): 1. App Store(iOS)または Google Play(Android)から「MetaMask」をインストール 2. ウォレットを作成(またはインポート) 3. OpenloopとBLEペアリング設定(6.5節参照)

Sparrow Walletのインストール(Bitcoin用): 1. 公式サイト: sparrowwallet.com 2. OSに応じたバージョンをダウンロード 3. インストール後、Openloopと連携設定(付録15.5参照)

6.3 Air Gap方式(QRコードスキャン)

この方式は最高のセキュリティを提供します。USB/BLE通信を使用せず、QRコードだけでやり取りします。

対応ウォレット(KeyStone互換)

Air Gap方式の基本フロー

  1. 公開鍵エクスポート: Openloop → QRコード → コンパニオンウォレット
  2. 未署名トランザクション作成: コンパニオンウォレット → QRコード
  3. 署名: Openloopでスキャン → 内容確認 → 署名
  4. 署名済みデータ返送: Openloop → QRコード → コンパニオンウォレット
  5. ブロードキャスト: コンパニオンウォレットからネットワークに送信

BBQrとは: 大きなデータを複数のQRコードに分割する形式。Openloopは自動的に全フレームをスキャンします。

詳細チュートリアル: Air Gap方式の詳しい手順は「13.5 チュートリアル: Sparrow Wallet (Bitcoin Air Gap)」を参照してください。

Air Gap方式のメリット・デメリット

メリット:

デメリット:

6.4 USB接続方式

USB接続方式では、PCとOpenloopを直接接続して署名を行います。HID対応のウォレットソフトと連携できます。

USBモードの選択

モード 用途 対応ウォレット
独自 Openloop専用の拡張機能を使用 Openloop対応ウォレット
互換 既存ウォレットとの互換性を重視 MetaMask、Rabby、XRP Toolkit等

推奨: Openloop対応のコンパニオンウォレット以外で使用するには互換モードを選択してください。

対応ウォレット(互換モード)

ヒント: MetaMaskはEthereum/ERC-20トークンに対応。Bitcoin送金にはQRコード方式(Sparrow Wallet)をご利用ください。

送金手順(MetaMask × Ethereumの例)

ステップ1: USBを互換モードでONにする
  1. Openloopの設定
    • 「設定」→「USB」
    • 「ON」に切り替え
    • 「互換」モードを選択(MetaMask等の既存ウォレットと連携する場合)
設定画面
ステップ2: PCとOpenloopを接続
  1. USB-Cケーブルで接続
  2. MetaMask(ブラウザ拡張機能)を開く
  3. 「ハードウェアウォレットを接続」を選択
ステップ3: MetaMaskでデバイス接続
  1. 「Ledger」を選択
  2. WebHIDでOpenloopを検出
  3. 「Openloop」または「Ledger Nano S」としてリストに表示されます
  4. 接続をクリック
  5. アカウント選択画面が表示
ステップ4: 送金実行
  1. 「送金」をクリック
  2. 送金先アドレスを入力
  3. 送金額を入力
  4. ガス代を確認
  5. 「次へ」→「確認」
ステップ5: Openloopで確認・署名
  1. Openloopの画面に確認画面が表示
    • 送金先(受取人のアドレス)
    • 金額(送金するETHの数量)
    • ガス代(手数料)
    • ネットワーク(Chain ID)
  2. 「署名する」ボタンをタップ
  3. PINコード入力
  4. 署名完了

署名確認画面の詳細については「6.7 署名確認画面の詳細」を参照してください。

ETH署名確認
ステップ6: ブロードキャスト

送金完了: MetaMaskからEthereumネットワークに送信されました!

USB接続方式のメリット・デメリット

メリット:

デメリット:

6.5 BLE接続方式(Bluetooth)

Bluetooth Low Energyでスマホやタブレットと接続します。

Ledger互換のBLEプロトコルを実装しており、対応アプリとワイヤレスで連携できます。

対応ウォレット(互換モード)

注意: Ledger Live Mobileは純正デバイスチェックがあるため非対応です。

事前ペアリングが必須

重要: BLE接続を使用するには、事前にペアリング設定を完了しておく必要があります。 ペアリングなしではBLE接続できません。

ペアリング手順

ステップ1: BLEをONにする
  1. Openloopの設定
    • 「設定」→「BLE」
    • 「ON」に切り替え
BLE設定
ステップ2: ペアリング開始
  1. 「設定」画面で「ペアリング開始」ボタンをタップ
  2. Openloopが「待機中…」と表示され、ペアリング待機状態になります
  3. 30秒のタイムアウトがあります
ステップ3: スマホ側でペアリング
  1. MetaMask Mobileなど対応アプリを起動
  2. 「設定」→「セキュリティ」→「ハードウェアウォレット」
  3. 「Openloop」または「Nano X」を検索
    • Openloopは「Nano X」として認識されます(Ledger互換のため)
  4. ペアリング要求
    • スマホに6桁のコードが表示されます
  5. Openloopにも同じコードが表示
    • コードが一致することを確認
    • 「相手のデバイスにこの番号が表示されていますか?」と表示されます
  6. Openloopで「承認」ボタンをタップ
    • コードが一致しない場合は「拒否する」をタップ
ペアリングコード
ステップ4: ペアリング完了

送金手順(MetaMask Mobile × Ethereumの例)

ペアリング完了後、MetaMask Mobileを使ってEthereumを送金する手順です。

ステップ1: MetaMask Mobileでアカウント追加
  1. MetaMask Mobileを起動
  2. ウォレット画面で上部のアカウント名をタップ
  3. 「アカウントを追加」→「ハードウェアウォレットを接続」
  4. 「Ledger」を選択
  5. 接続されているOpenloopが表示されます
  6. インポートするアカウント(アドレス)を選択
  7. 「ロックを解除」をタップ

MetaMask アカウント追加

ステップ2: 送金を開始
  1. MetaMask Mobileでインポートしたアカウントを選択
  2. 「送信」ボタンをタップ
  3. 送金先アドレスを入力(または「QRコードをスキャン」)
  4. 送金額を入力
  5. ガス代(手数料)を確認
  6. 「確定」をタップ

MetaMask 送金画面

ステップ3: Openloopで署名確認

MetaMask Mobileが署名要求を送信すると、Openloopの画面に確認画面が表示されます: セキュリティのため、PINの入力が求められます

Openloop署名確認

署名確認画面の詳細については「6.7 署名確認画面の詳細」を参照してください。

ステップ4: 署名実行
  1. 内容を確認
    • 送金先、金額、ガス代をダブルチェック
  2. 「署名する」ボタンをタップ
  3. 署名処理
    • 数秒で完了します
ステップ5: トランザクション送信

MetaMask 送信完了

送金完了: トランザクションがEthereumネットワークに送信されました!

ヒント: トランザクションハッシュをタップすると、Etherscanで詳細を確認できます。

ペアリング情報の削除

ペアリングを解除したい場合: 1. 「設定」画面へ 2. 「ペアリング解除」ボタンをタップ 3. 確認画面で「OK」をタップ

ペアリング解除

注意: ペアリングを解除すると、再度ペアリング設定が必要になります。

BLE接続方式のメリット・デメリット

メリット:

デメリット:

6.6 ERC-20トークンを送る

ERC-20トークン(USDT、USDC、DAIなど)の送金方法は、基本的にETHの送金と同じですが、いくつか重要な違いがあります。

重要な前提知識

Gas Fee(手数料)はETHで支払う必要があります

ERC-20トークンを送金する際、手数料はETHで支払われます。そのため: - 送金前に、Ethereumアドレスに十分なETHがあることを確認してください - USDTだけ持っていてもETHがないと送金できません - 目安: $5〜$50相当のETHを残しておく(Mainnetの場合)

送金手順(基本はETHと同じ)

ERC-20トークンの送金は、ETH送金と同じ3つの方式で行えます:

  1. Air Gap方式(QRコード)
  1. USB接続方式(互換モード)
  1. BLE接続方式(Bluetooth)

Openloop画面での確認内容

署名確認画面の詳細については「6.7 署名確認画面の詳細」を参照してください。

ERC-20確認

よくある質問

Q: ERC-20トークンを送るのに、なぜETHが必要なの? A: Ethereumネットワーク上で取引を処理するマイナー(バリデーター)への手数料(Gas Fee)がETH建てだからです。

Q: Gas Feeはいくら必要? A: ネットワークの混雑状況によりますが: - Ethereum Mainnet: $5〜$50(混雑時は$100以上) - Arbitrum One: $0.01〜$1(非常に安い)

Q: USDTを送ろうとしたら「Gas Fee不足」エラーが出ました A: ETHの残高が不足しています。取引所からETHを少額($10〜$50分)送金してください。

Q: 取引所からの出金で「ネットワーク選択」が表示されます A: Openloopで選択したネットワークと同じものを選んでください: - Openloopで「ETH Main」 → 取引所で「ERC-20」または「Ethereum」 - Openloopで「Arb One」 → 取引所で「Arbitrum」

Q: TRC-20やBEP-20のUSDTには対応していますか? A: OpenloopでUSDT等のトークンを送金する場合は、ERC-20(Ethereum系ネットワーク)のみ対応です。TRC-20形式のトークンには対応していません。ただし、TRONのネイティブ通貨(TRX)の送金には対応しています。BEP-20はBNB Smart Chain上のERC-20互換トークンであり、EVM互換チェーンとして対応しています。

トラブルシューティング

トークンが送れない場合のチェックリスト: 1. ETHの残高は十分か?($10以上推奨) 2. ネットワーク選択は正しいか?(送信側と受信側で一致) 3. Contract Addressは正しいか?(詐欺トークンでないか) 4. ウォレットソフトがERC-20に対応しているか?

6.7 署名確認画面の詳細

Openloopでトランザクションに署名する際、暗号資産の種類によって確認画面の表示項目が異なります。各通貨・トークンごとの確認内容を詳しく説明します。

6.7.1 Bitcoin(BTC)の署名確認画面

表示項目:

Bitcoin署名確認画面

各項目の説明:

項目 説明 確認ポイント
宛先 受取人のBitcoinアドレス 正しいアドレスか?
金額 送金するBTCの数量 意図した金額か?
手数料 マイナーへの支払い(手数料率×トランザクションサイズ) 通常0.00001〜0.0001 BTC程度

Bitcoinアドレスの種類:

プレフィックス 種類 説明
1... Legacy (P2PKH) 最古の形式。手数料が高い
3... SegWit (P2SH) 互換性重視の形式
bc1q... Native SegWit (P2WPKH) Openloopの標準形式。手数料が安い
tb1q... Testnet SegWit テストネット用アドレス

注意: Openloopは bc1q...(Native SegWit)形式のアドレスを生成します。

6.7.2 Ethereum(ETH)の署名確認画面

表示項目:

Ethereum署名確認画面

各項目の説明:

項目 説明 確認ポイント
宛先 受取人のEthereumアドレス(0x始まり) 42文字のアドレス。最初と最後を照合
金額 送金するETHの数量 小数点以下18桁まで表示可能
手数料 トランザクション手数料(ガス代) ネットワーク混雑度で変動
ネットワーク EVMチェーン名 意図したネットワークか確認!
Nonce トランザクション連番 同一アカウントからの送金順序を管理

Chain IDの確認が重要な理由:

ネットワーク Chain ID 注意点
Ethereum Mainnet 1 本番環境。間違いは資産損失
Arbitrum One 42161 L2。手数料が安い
Optimism 10 L2。手数料が安い
Base 8453 L2。Coinbase運営
Sepolia Testnet 11155111 テスト用。価値なし

警告: Chain IDが異なるネットワークに送金すると、資産を失う可能性があります!

非組み込みネットワークの場合: 組み込み済み215ネットワーク以外の場合、ネットワーク名の代わりに「Chain ID: XXXXX」と表示されます。署名は可能ですので、コンパニオンウォレット側でネットワーク情報を確認してから署名してください。

6.7.3 ERC-20トークンの署名確認画面

表示項目:

ERC-20トークン署名確認画面

各項目の説明:

項目 説明 確認ポイント
宛先 受取人のアドレス ETHと同じ0xアドレス
金額 送金するトークンの数量 トークンごとの小数点桁数に注意
手数料 ガス代(ETHで支払い) トークンではなくETHが必要
ネットワーク どのチェーン上のトークンか 同じトークン名でもチェーンが違うと別物!
Nonce トランザクション連番 同一アカウントからの送金順序を管理
トークン トークンのシンボル名 USDT, USDC, DAI, JPYC等
コントラクト トークンのスマートコントラクトアドレス 詐欺トークンでないか必ず確認!

主要トークンの正規コントラクトアドレス(Ethereum Mainnet):

トークン コントラクトアドレス
USDT 0xdAC17F958D2ee523a2206206994597C13D831ec7
USDC 0xA0b86991c6218b36c1d19D4a2e9Eb0cE3606eB48
DAI 0x6B175474E89094C44Da98b954EedeAC495271d0F
WETH 0xC02aaA39b223FE8D0A0e5C4F27eAD9083C756Cc2

重要: コントラクトアドレスが異なる「偽トークン」が存在します。必ず公式サイトやCoinGeckoなどで正規アドレスを確認してください。

非組み込みトークンの場合: 組み込み済み2,599トークン以外の場合、トークン名の代わりに「ERC-20 Token」と表示されます。署名は可能ですので、コントラクトアドレスをコンパニオンウォレット側と照合して確認してください。

6.7.4 XRP(Ripple)の署名確認画面

表示項目:

XRP署名確認画面

各項目の説明:

項目 説明 確認ポイント
宛先 受取人のXRPアドレス(r始まり) Classic Address形式
金額 送金するXRPの数量 drops換算: 1 XRP = 1,000,000 drops
手数料 トランザクション手数料 通常10〜12 drops(約0.00001 XRP)
Destination Tag 取引所等への送金時の識別番号 取引所が指定した番号と一致するか確認

XRPアドレスの特徴:

形式 説明 対応状況
Classic Address (r...) 標準形式 対応
X-Address (X...) Destination Tag内包形式 未対応

Destination Tagについて:

取引所へXRPを送金する際は、Destination Tagが必須の場合があります。

警告: 取引所への送金時にDestination Tagを間違えると、資産を失う可能性があります!

XRP曲線設定について:

XRPは2つの暗号曲線をサポートしています:

曲線 特徴 推奨
Ed25519 新しい形式、ソフトウェアウォレットのデフォルト 推奨
secp256k1 従来形式、Ledgerのデフォルト 互換性重視

重要: XRP Toolkitを使用する場合、「ウォレット」画面→「ウォレット連携」→ XRP選択 →「カーブ」をEd25519に設定してください。「Auto」のままだと署名が失敗する場合があります。詳細は「4.1 ウォレット連携画面」を参照してください。

6.7.5 Solana(SOL)の署名確認画面

署名確認画面に表示される情報:

項目 説明
送金先 送金先のSolanaアドレス
金額 送金するSOLの量

Solanaはトランザクション署名とオフチェーンメッセージ署名に対応しています。

Solana署名確認画面

6.7.6 TRON(TRX)の署名確認画面

署名確認画面に表示される情報:

項目 説明
送金先 送金先のTRONアドレス
金額 送金するTRXの量

TRONのトランザクションはProtobuf形式でエンコードされています。

TRON署名確認画面

6.7.7 その他EVMチェーンの署名確認

対応しているEVMチェーン:

Openloopは215のEVMチェーン(129メインネット + 86テストネット)に対応しています:

チェーン Chain ID ネイティブ通貨 特徴
Ethereum 1 ETH メインチェーン
Arbitrum One 42161 ETH L2、低手数料
Optimism 10 ETH L2、低手数料
Base 8453 ETH Coinbase L2
Polygon 137 POL サイドチェーン
BNB Chain 56 BNB Binanceチェーン
Avalanche C-Chain 43114 AVAX 高速チェーン
Berachain 80094 BERA 新興チェーン
Blast 81457 ETH L2、高利回り
その他 - - 全215チェーン対応

署名確認時の注意点:

  1. ネイティブ通貨の確認
    • 手数料(ガス代)はそのチェーンのネイティブ通貨で支払います
    • 例: Polygonでは MATIC、BNB Chainでは BNB
  2. ブリッジとの違い
    • Openloopは同一チェーン内の送金のみ対応
    • チェーン間の移動(ブリッジ)は別途ブリッジサービスを利用
  3. アドレス形式
    • すべてのEVMチェーンで同じ 0x... 形式のアドレスを使用
    • 同じ秘密鍵から同じアドレスが生成される

6.7.8 署名確認のセキュリティチェックリスト

トランザクションに署名する前に、以下の項目を必ず確認してください:

必須確認事項:

# 確認項目 方法
1 送金先アドレス アドレスの最初5文字と最後5文字を照合
2 送金額 意図した金額と完全一致か確認
3 ネットワーク/Chain ID 正しいネットワークか確認(Mainnet vs Testnet)
4 手数料 異常に高い手数料でないか確認
5 トークンのコントラクト ERC-20の場合、正規アドレスか確認

こんな時は署名しない:

安全なトランザクション習慣:

  1. 少額テスト: 初めてのアドレスには少額を先に送金してテスト
  2. アドレス帳活用: よく使うアドレスはウォレットソフトに登録
  3. 二重確認: 高額送金時は送金先に別の方法で確認
  4. 焦らない: 急かされても慎重に確認

7. 通信方式の選択と設定

7.1 通信方式の比較

Openloopは3つの通信方式をサポートしています。用途に応じて使い分けましょう。

方式 セキュリティ 利便性 対応デバイス 推奨用途
Air Gap(QRコード) PC / スマホ(カメラ必須) 高額資産、最高セキュリティ
USB接続 PC(USB-C) 日常利用、高速操作
BLE(Bluetooth) スマホ・タブレット モバイル利用、外出先

すべての方式が実用レベルで動作確認済みです。 用途に合わせて自由に選択できます。

7.2 Air Gap方式(QRコード)の詳細

メリット

最高のセキュリティ - 電気電波通信ゼロ - 物理的なデータ隔離(Air Gap) - マルウェア感染のリスクなし - プライバシー保護(IPアドレス漏洩なし)

ハードウェア不要 - ケーブル不要 - Bluetooth不要 - カメラとディスプレイだけあればOK

将来性 - QRコード対応ウォレットが増加中 - 標準規格(BBQr、UR)をサポート

デメリット

操作が複雑 - QRコードのスキャンが必要 - 複数フレームの場合は時間がかかる

カメラ必須 - PC/スマホにカメラが必要

推奨するユーザー

使用方法のまとめ

  1. ウォレットソフト準備: Sparrow Walletをインストール
  2. 公開鍵エクスポート: Openloop → QRコード → Sparrow
  3. トランザクション作成: Sparrow → PSBT QRコード
  4. 署名: Openloop → スキャン → 確認 → 署名
  5. ブロードキャスト: Openloop → 署名済みQRコード → Sparrow → 送信

7.3 USB接続方式の詳細

メリット

高速・安定 - データ転送が速い - 通信エラーが少ない - 充電しながら使える

操作が簡単 - ケーブルを挿すだけ - QRコードスキャン不要 - MetaMask(Ethereum用)に対応

多機能 - ファームウェア更新(OTA)にも使用可能

デメリット

物理接続必須 - USB-Cケーブルが必要 - PCの近くで使用する必要がある

セキュリティリスク - PC側のマルウェアリスクがある - インターネット接続されたPCを使用

推奨するユーザー

使用方法のまとめ

  1. USBをONにする: 「設定」→「USB」→ ON
  2. モード選択: 「独自モード」または「互換モード」を選択
  3. PC接続: USB-Cケーブルで接続
  4. ウォレットソフト起動: MetaMaskなど
  5. デバイス認識: 「Ledger Nano S」として認識される
  6. 送金: ソフト側で操作、Openloopで署名

7.4 BLE(Bluetooth)接続方式の詳細

メリット

ワイヤレス - ケーブル不要 - 持ち運び便利 - スマホ・タブレットで利用可能

モバイル対応 - 外出先でも使える - MetaMask Mobileなどと連携

省電力 - Bluetooth Low Energy(BLE)で電池長持ち

デメリット

ペアリング必要 - 初回設定が必要 - コード確認などの手間

通信不安定 - 電波状況に依存 - 距離が離れると切断

セキュリティリスク - 無線通信のためリスクあり - 中間者攻撃の可能性(低いが存在)

推奨するユーザー

使用方法のまとめ

  1. BLEをONにする: 「設定」→「BLE」→ ON
  2. ペアリング開始: 「設定」→「BLEペアリング」→「ペアリング開始」
  3. スマホ側でペアリング: MetaMask MobileなどでBluetooth接続
  4. コード確認: 6桁のコードを照合
  5. 送金: スマホ側で操作、Openloopで署名

7.5 通信方式の切り替え

各通信方式は独立して有効/無効を切り替え可能です。

USB設定

  1. 「設定」→「USB」
  2. トグルボタンで ON/OFF
  3. ONの場合は、モードを選択:
モード 説明 対応ウォレット
独自 Openloop専用プロトコル。将来の機能拡張に対応 Openloop対応ウォレット
互換 既存ウォレットとの互換性を重視 MetaMask、Rabby、XRP Toolkit等
  1. 即座に反映(再起動不要)

ヒント: Openloop独自モードをサポートしていないコンパニオンウォレットと連携する場合は「互換モード」を選択してください。

USB設定

BLE設定

  1. 「設定」→「BLE」
  2. トグルボタンで ON/OFF
  3. 即座に反映
BLE設定

ヒント: USB/BLE両方を無効にすれば、完全なAir Gapモードになります(QRコードのみ使用可能)。

7.6 パワーマネジメント

Openloopは省電力設計により、バッテリー駆動時間を最大化しています。

バッテリー持続時間

自動スリープと電源OFF

イベント 動作
60秒間操作なし スリープ(バックライトOFF)
タッチまたはUSB接続 スリープから復帰
スリープ中にUSB未接続で5分経過 自動電源OFF
バッテリー残量5%以下 安全シャットダウン

重要: バッテリー残量30%以上での使用を推奨します。

スリープを防ぐ条件

以下の条件ではスリープに入りません: - USB接続中(PCと通信中): ホストとの接続を維持するため - BLE接続中: スマートフォンとの通信を維持するため - QRスキャン中: マルチフレームQR読み取り中

BLE無通信切断タイマー

BLE接続中は、セキュリティのため無通信状態が続くと自動的に切断されます。

条件 切断までの時間
通常モード 60秒間通信なし → 自動切断
署名確認画面表示中 タイマー一時停止(確認操作を待機)

ヒント: 長時間使用する場合は、USB-Cケーブルで充電しながら使用してください。

7.7 セキュリティレベル別の推奨設定

最高セキュリティ(高額資産向け)

バランス型(PC利用)

バランス型(スマートフォン利用)

利便性重視(少額・モバイル利用)

警告: 高額資産を管理する場合は、Air Gapモードを強く推奨します。


8. セキュリティとバックアップ

8.1 PINコードの管理

PINコードとは

PINロックレベル

PINによるロックのタイミングを4段階から選択できます。「セキュリティ」画面のドロップダウンで設定します。

レベル スリープ復帰時 推奨用途
スリープ時 毎回PIN入力 最高セキュリティ
長時間スリープ時(デフォルト) 長時間スリープした場合のみPIN入力 バランス型
起動時のみ PIN入力なし 利便性重視
OFF PIN入力なし テスト用(非推奨)

補足: 上記のスリープ復帰時の動作に加え、OFF以外のすべてのレベルで以下のタイミングでもPIN入力が必要です: - 起動時(電源ON): 毎回 - リカバリーフレーズ表示時: 毎回

セキュリティ画面

警告: 「OFF」に設定すると、誰でもデバイスを操作できます。高額資産を管理する場合は「スリープ時」または「長時間スリープ時」を推奨します。

PINコードの変更

  1. 「セキュリティ」画面→「PIN変更」
  2. 古いPINを入力
  3. 新しいPINを入力
  4. 確認のため再入力
  5. 変更完了
PIN変更

PINコードを忘れた場合

重要: PINを忘れた場合、以下の手順でリカバリーできます。

  1. リカバリーフレーズを準備
    • 初回ウォレット作成時にメモした12語または24語
  2. 工場出荷状態へリセット実行
    • 「設定」→「ファクトリーリセット」
    • すべてのデータが消去されます
  3. ウォレット復元
    • リカバリーフレーズから復元
    • 詳細は「8.4 ウォレットの復元」を参照

10回失敗後のロック

PINを10回連続で間違えると、デバイスは完全にロックされます。

対処法: 1. 工場出荷状態へリセット実行 2. リカバリーフレーズから復元

警告: リカバリーフレーズがない場合、資産は永久に失われます。

8.2 リカバリーフレーズのバックアップ

リカバリーフレーズの重要性

最重要: この12語または24語が、あなたの資産を守る唯一の方法です。

リカバリーフレーズがあれば:

リカバリーフレーズがないと:

リカバリーフレーズの表示

警告: 周囲に人がいないことを確認してから実施してください。

  1. 「ウォレット」画面→「リカバリーフレーズ」
  2. PINコード入力
    • セキュリティ確認のため
  3. リカバリーフレーズが表示
    • 12語または24語が順番に表示されます
リカバリーフレーズ

ヒント: メモが消えていないか、定期的に確認しましょう(年1回推奨)。

安全な保管方法

推奨する保管方法:

  1. 紙にメモ(基本)
    • 付属の記録用紙、または耐久性の高い紙
    • 防水・耐火性のあるノートも有効
  2. 金属プレートに刻印(上級)
    • 火災・水害に強い
    • Cryptosteel、BillfodlなどCRAKASHIC.を使用
  3. 複数のコピーを分散保管
    • 自宅の金庫
    • 銀行の貸金庫
    • 信頼できる家族の家(別の場所)

非推奨の保管方法:

ヒント: 複数のコピーを作成し、異なる場所に保管することで、災害リスクを軽減できます。

8.3 ウォレットの削除(ウォレット削除)

危険操作: この操作を行うと、デバイスからウォレットが完全に削除されます。

削除前の確認:

削除手順

  1. 「ウォレット」画面→「ウォレット削除」
  2. 警告メッセージを確認
    • 「リカバリーフレーズを削除します。PINと設定は保持されます。この操作は元に戻せません!」
  3. 「削除」ボタンをタップ
  4. PINコード入力
  5. 削除完了
ウォレット削除警告

警告: この操作は取り消せません。リカバリーフレーズがない場合、資産を失います。

削除が必要なケース:

8.4 ウォレットの復元

リカバリーフレーズから既存のウォレットを復元できます。

復元が必要なケース

復元の開始方法

方法1: 初回起動時の自動ダイアログから - ウォレットが存在しない状態で起動すると、「Openloopへようこそ」ダイアログが自動表示 - 「復元」ボタンをタップ

方法2: ウォレット画面から - 「ウォレット」画面をタップ - 「ウォレット復元」ボタンをタップ

復元ボタン

復元手順

ステップ1: 復元方法を選択

「復元」をタップすると、復元方法の選択ダイアログが表示されます。

「ウォレット復元」ダイアログ:

復元方法選択

選択肢:

ボタン 説明
手動 リカバリーフレーズを1語ずつ手入力(推奨)
QR リカバリーフレーズのQRコードをスキャン
キャンセル 復元を中止

推奨: 手動入力を選択してください。QRコードによる復元はセキュリティリスクがあります(QRコードが盗撮される可能性)。

ステップ2: リカバリーフレーズを入力

手動入力の場合:

  1. 1番目の単語を入力
    • 画面上のキーボードで入力開始
    • 入力に応じて候補が自動表示されます(BIP39単語リスト)
  2. 候補から正しい単語を選択
  3. 2番目以降も同様に入力
  4. すべての単語(12語 or 24語)を入力完了
手動入力

ヒント: 候補リストに表示されない単語は、スペルミスの可能性があります。BIP39単語リストは2048語のみです。

QRスキャンの場合:

  1. カメラが起動します
  2. リカバリーフレーズのQRコードを画面に映す
  3. 自動的に読み取られます
ステップ3: 復元完了
復元完了

確認方法: 受取画面のアドレスが、以前のウォレットと一致することを確認してください。

復元失敗のトラブルシューティング

「無効なニーモニック」エラーが表示される場合:

重要: 何度試しても復元できない場合、メモが間違っている可能性があります。別のバックアップを探してください。


9. セキュリティキーとして使う(FIDO2/パスキー)

Openloopは、FIDO2/CTAP2対応のセキュリティキーとしても使用できます。WebサービスのパスワードレスログインやPCセキュリティの二要素認証に対応し、USB接続 または BLE経由 (Openloop Connect モバイルアプリ) で動作します。

認証ステータス: 現時点で Openloop は FIDO Alliance の FIDO Certified Authenticator 認証 (FIDO2 Certified) を取得していません。仕様準拠のCTAP2/WebAuthn 実装ではありますが、FIDO Alliance 公式認証および AAGUID 登録 (FIDO Metadata Service) については、将来的な取得を検討する可能性があります。

9.1 FIDO2/パスキーとは

FIDO2(Fast IDentity Online 2)は、パスワードに代わる安全な認証方式です。Openloopに保存された秘密鍵を使って、WebサービスやアプリにPCからもスマートフォンからも安全にログインできます。

主な特徴:

対応アルゴリズム:

2つの接続経路:

経路 必要なもの 利用シーン
USB CTAPHID OS標準のセキュリティキー機能のみ (アプリ不要) PC (Windows / macOS / Linux) のブラウザ
BLE (Openloop Connect 経由) Openloop Connect モバイルアプリ + BLE ペアリング iPhone / Android のブラウザ

iPhone での注意: iOS 17+ では Openloop Connect の Credential Provider Extension 経由で BLE 接続できるようになりました。iOS のピッカーには「Openloop Connect」と表示されますが、これは iOS 仕様による親アプリ名固定で、実際の通信は BLE で行われます (USB ではない)。

9.2 パスキーの登録

PC (USB) の場合:

  1. WebブラウザでFIDO2対応サービスにアクセス
  2. セキュリティ設定で「セキュリティキーを追加」を選択
  3. OpenloopをUSBで接続
  4. Openloopの画面に登録確認が表示されます
  5. 内容を確認し、承認ボタンをタップ
  6. 登録完了

スマートフォン (BLE + Openloop Connect) の場合:

  1. Openloop Connect モバイルアプリをインストール
  2. アプリで Openloop デバイスとBLEペアリング・選択
  3. iOS 設定 / Android 設定で Openloop Connect を Credential Provider として有効化
  4. ブラウザでFIDO2対応サービスにアクセス、パスキー登録メニュー
  5. OS picker に表示される 「Openloop Connect」 を選択
  6. Openloopの画面に登録確認が表示されます
  7. 承認ボタンをタップ → 登録完了
パスキー登録確認画面

9.3 パスキーを使ったログイン

PC (USB) の場合:

  1. ブラウザまたはアプリでFIDO2対応サービスにログイン
  2. 「セキュリティキーを使用」を選択
  3. OpenloopをUSBで接続
  4. Openloopの画面に認証確認が表示されます
  5. 承認ボタンをタップ → ログイン完了

スマートフォン (BLE + Openloop Connect) の場合:

  1. ブラウザでFIDO2対応サービスのログイン画面 → パスキー認証
  2. OS picker に表示される 「Openloop Connect」 を選択
  3. Openloopが BLE で起動、画面に認証確認が表示されます
  4. 承認ボタンをタップ → ログイン完了
パスキー認証確認画面

9.3.1 USB登録 / BLE登録 の互換性 (基本的に問題なし、Google等は例外)

ほとんどのサービスでは 1回の登録で USB と BLE のどちらの経路でも passkey を使えます。Microsoft、GitHub、Monex、JAL、SBI VC トレード 等の主要サービスでは1回登録すれば両 transport で動作します。

ただし一部のサービス (代表例: Google) は credential ごとに transport を厳密に分けて管理しており、USB CTAPHID 経由で登録した passkey は、Openloop Connect の BLE flow からは見えません (逆も同様)。このようなサービスで両方の経路を使いたい場合のみ、同じ Openloop デバイスで USB と BLE の2回 passkey 登録 が必要です。Openloop は同じハードウェアでも transport ごとに異なる credential ID を発行するため、サーバ側に2件の独立した credential として登録されます。

デバイスの「パスキー」一覧画面では、各 credential の左に 🔌 (USB) または 📶 (Bluetooth) アイコンが表示され、どちらの経路で登録されたかを区別できます。

9.4 パスキーの管理

ナビバーの「パスキー」画面で、登録済みのパスキーを管理できます。

FIDO2/パスキーセクション:

パスキー管理画面

警告: 「パスキー初期化」を実行すると、すべてのパスキーが使用不能になります。各サービスでセキュリティキーの再登録が必要です。

重要: パスキーはリカバリーフレーズでは復元できません。ウォレットの暗号資産はリカバリーフレーズから復元可能ですが、パスキーは初期化・ファクトリーリセット後に二度と復元できません。各サービスでの再登録が唯一の方法です。

9.5 対応サービス・アプリの例

以下はOpenloopをセキュリティキーとして使用できるサービスとアプリの例です。

対応が確認されているサービスの例:

サービス 用途
Google / Gmail Googleアカウントの二要素認証・パスワードレスログイン
Microsoft / Azure AD Microsoftアカウント、Microsoft 365
GitHub リポジトリアクセスの保護
Amazon Amazonアカウントの二要素認証
Cloudflare ダッシュボードの保護
JAL(日本航空) JALマイレージバンクのログイン
Meta(Facebook / Instagram) Metaアカウントのセキュリティ
野村證券 オンライントレードのログイン
SMBC日興証券 オンライントレードのログイン
マネックス証券 オンライントレードのログイン
SBI VCトレード 暗号資産取引所のログイン

ヒント: 最大100個のパスキー(レジデントキー)を保存できます。

注意: すべてのFIDO2対応サービスが物理セキュリティキーに対応しているわけではありません。一部のサービスやアプリは、スマートフォン内蔵の生体認証(Face ID / 指紋認証)のみをパスキーとして受け付け、外部セキュリティキーに対応していない場合があります。登録時に「セキュリティキー」の選択肢が表示されるか確認してください。


10. PKCS#11署名器として使う(PIV)

OpenloopはPIV(Personal Identity Verification)対応のPKCS#11署名器としても使用できます。SSH公開鍵認証、PDF署名、TLSクライアント認証、GPG署名などに利用できます。

注意: PIV機能を使用するには、Openloop Connectデスクトップアプリケーションが必要です。PKCS#11ライブラリがOpenloop Connectを経由してOpenloopデバイスと通信します。

10.1 PIV機能の概要

4つのPIVスロット:

スロット 用途 説明
9A Authentication SSH認証、TLSクライアント認証
9C Digital Signature PDF署名、GPG署名、コード署名
9D Key Management 鍵管理
9E Card Authentication カード認証

対応アルゴリズム:

10.2 準備

  1. Openloop Connectをインストール: https://crypto.haudi.jp/openloop/connect/ から最新版をダウンロード
  2. OpenloopをUSBで接続
  3. Openloop Connectを起動
  4. PIVをONにする: ナビバーの「パスキー」画面のPIVセクションでONに切り替え

10.3 鍵の生成と証明書の作成

PIV鍵の生成と証明書の作成は、PKCS#11ツール(pkcs11-tool等)を使用します。

PKCS#11ライブラリはOpenloop Connectに同梱されています。アプリインストールパス配下の pkcs11/ フォルダ内です:

OS アプリパス相対
macOS <app>/Contents/Resources/pkcs11/libopenloop-pkcs11.dylib
Windows <app>/resources/pkcs11/libopenloop-pkcs11.dll
Linux <app>/resources/pkcs11/libopenloop-pkcs11.so

アプリのインストール先 <app> はインストール方法により異なります:

インストール方法 インストール先
macOS (DMG) /Applications/Openloop Connect.app
Windows (公式インストーラ) C:\Program Files\Openloop Connect
Windows (Microsoft Store) PowerShell で (Get-AppxPackage 7CA75049.OpenloopConnect).InstallLocation
Linux (deb) /opt/Openloop Connect

以降の例では、macOS DMG 版の完全パスをシェル変数に設定して使用します:

MODULE="/Applications/Openloop Connect.app/Contents/Resources/pkcs11/libopenloop-pkcs11.dylib"

# スロット9Aに P-256 鍵を生成
pkcs11-tool --module "$MODULE" --slot 0 --keypairgen --key-type EC:prime256v1 --id 9a

# スロット9Cに RSA-2048 鍵を生成
pkcs11-tool --module "$MODULE" --slot 1 --keypairgen --key-type rsa:2048 --id 9c

詳細な手順: SSH認証、TLSクライアント認証、pkcs11-toolの詳しい使い方は、セキュリティキーガイドを参照してください。

10.4 SSH認証

OpenloopのPIV鍵を使ってSSH公開鍵認証ができます。

# 公開鍵の取得
ssh-keygen -D "$MODULE"

# SSH接続(PKCS#11経由)
ssh -I "$MODULE" user@hostname

10.5 PDF署名(Adobe Acrobat)

Adobe AcrobatでOpenloopのRSA-2048鍵を使ってPDFに電子署名できます。

  1. Acrobatの環境設定 →「署名」→「ID と信頼済み証明書」→「詳細」
  2. 「PKCS#11モジュールとトークン」→「モジュールを添付」
  3. PKCS#11ライブラリのパスを指定
  4. PDF文書で「署名」を選択し、Openloopのデジタルキーを使用

注意: Acrobat使用時はOpenloop Connectを先に起動してください。

10.6 GPG署名

OpenloopのPIV鍵をGPG(GNU Privacy Guard)の署名に使用できます。gnupg-pkcs11-scdを経由して、Gitコミットの署名やファイルの暗号署名に利用できます。

注意: gnupg-pkcs11-scdはRSA鍵のみ対応しています。EC鍵(P-256 / Ed25519)はGPG署名には使用できません。

10.7 PIV鍵の管理

ナビバーの「パスキー」画面のPIVセクションで管理できます。

PIVセクション:

PIV PINについて

PIV PINは、USB経由でPIV署名を行う際の認証に使用するPINです。ウォレットPINとは独立した別のPINです。

PIV PINの特徴:

PIV PINの用途:

PIV PINを設定すると、PC側のアプリケーション(SSH、Acrobat等)からUSB経由でPINを送信することで、Openloopの画面での署名承認操作なしに署名を実行できます(USB PIN認証)。

PIV PIN 署名時の動作
未設定 署名のたびにOpenloopの画面で承認ボタンをタップ
設定済み PC側からPINを送信すると画面操作なしで署名(USB PIN認証)

ヒント: SSH認証やGPG署名など頻繁に署名が必要な場面では、PIV PINを設定すると便利です。PDF署名など重要な署名は、PIV PINを設定せずに画面で確認する方が安全です。

PIV PINの設定:

PIV PINはPC側のPKCS#11ツールから設定します。Openloopの画面にPIN設定の確認ダイアログが表示されるので、承認してください。

PIV PINの削除:

パスキー画面のPIVセクションでゴミ箱アイコンをタップして削除できます。

PIV管理画面

警告: 「PIV初期化」を実行すると、すべてのPIV鍵と証明書が削除されます。SSH認証やPDF署名の設定をやり直す必要があります。

重要: PIV鍵はリカバリーフレーズでは復元できません。初期化・ファクトリーリセット後に二度と復元できません。鍵の再生成と証明書の再作成が必要です。


11. 画面マップ

Openloopの画面構成を以下に示します。ナビゲーションバーの8つの画面に直接アクセスでき、左右スワイプで画面間を移動できます。

Openloop ナビゲーションバー(横スクロール)
│
├── ホーム ─────────────── ロゴ、接続モード、5通貨アドレス表示
│
├── 送金 ──────────────── トランザクションQRスキャン → 署名済みQR表示
│
├── 受取 ──────────────┬── 通貨選択(7種)→ アドレス表示
│                      └── QR表示
│
├── ウォレット
│   ├── ウォレット作成
│   ├── ウォレット連携 ─── BTC/ETH/XRP/SOL
│   ├── ウォレット削除
│   └── リカバリーフレーズ
│
├── パスキー
│   ├── FIDO2/パスキー ── ON/OFF、登録数、パスキー一覧(個別削除)
│   │                    パスキー初期化(HMAC+seed+エントリー全削除)
│   │
│   └── PIV/PKCS#11 ──── ON/OFF、PIV PIN管理
│                        スロット状態(9A/9C/9D/9E: アルゴリズム+証明書)
│                        PIV初期化(全スロット+PIN削除)
│
├── セキュリティ
│   ├── PINロックレベル ── スリープ時/長時間スリープ時/起動時のみ/OFF
│   ├── PIN設定/PIN変更
│   └── PIN削除
│
├── 通貨 ─────────────── BTC/ETH/XRP/SOL/TRX
│   ├── Bitcoin ──────── サポートネットワーク、Air Gap形式、USB/BLE形式
│   ├── Ethereum ─────── サポートネットワーク、サポートトークン
│   ├── XRP ──────────── サポートネットワーク、カーブ設定
│   ├── Solana ─────────  サポートネットワーク
│   └── TRON ──────────── サポートネットワーク
│
└── 設定
    ├── 音声 ─────────── クリック音 ON/OFF、音量
    ├── 言語設定 ──────── 日本語/英語
    ├── USB ──────────── ON/OFF、モード(独自/互換)
    ├── BLE ──────────── ON/OFF、ペアリング管理
    ├── <span class="symbol warn">▲</span> ファクトリーリセット
    └── 本製品について ── バージョン、著作権、オープンソースライブラリ

関連セクション: 初期設定→2章、画面操作→3章、通信方式→7章、セキュリティ→8章、パスキー→9章、PIV→10章


12. ファームウェア更新(OTA)

12.1 OTA更新とは

OTA(Over-The-Air)更新により、デバイスのファームウェアを最新バージョンに更新できます。

OTA更新のメリット:

重要: Openloopにはインターネット接続機能がありません。ファームウェア更新は、Openloop Connect(デスクトップアプリまたはモバイルアプリ)を使用してUSB/BLE接続で行います。Openloop Connectは https://crypto.haudi.jp/openloop/connect/ からダウンロードできます。

12.2 更新方法

Openloopのファームウェア更新は、Openloop Connectを使用して行います。

更新の仕組み: 1. Openloop Connectがサーバーから新しいファームウェアをダウンロード 2. USB/BLE接続でOpenloopにファームウェアデータを送信 3. Openloopがファームウェアを検証・インストール

注意: デバイス単体では更新確認やダウンロードはできません。必ずOpenloop Connectと接続してください。

12.3 USB経由の更新

更新手順

ステップ1: 準備
ステップ2: 更新開始
  1. Openloop Connectで「更新確認」を実行
  2. 新しいバージョンがあれば、更新を開始
  3. Openloopに確認ダイアログが表示されます
OTA通知
ステップ3: ダウンロードと検証
  1. 「承認」をタップ
  2. ファームウェアデータ受信開始
    • 進捗バーが表示されます
    • 「受信中… 45%」
  3. 受信完了後、自動的に検証
    • SHA-256ハッシュを確認
ダウンロード
ステップ4: インストール
  1. 検証成功後、インストール開始
  2. 絶対にケーブルを抜かないでください
  3. デバイスが自動的に再起動
インストール
ステップ5: 完了

更新完了: 新しいバージョンが「設定」→「本製品について」で確認できます

12.4 BLE経由の更新

BLE接続でも更新可能です(手順はUSBとほぼ同じ)。

更新手順

  1. スマホとBLE接続
  2. 更新通知を受信
  3. 「承認」をタップ
  4. ダウンロード → 検証 → インストール
  5. 再起動

注意: BLE更新中は、デバイスの近くにスマホを置いてください(通信が途切れないように)。

12.5 更新中の注意事項

やってはいけないこと

守ること

12.6 更新失敗時の対処

更新が失敗した場合、以下のエラーメッセージが表示されます:

エラー例:

対処法:

  1. デバイスを再起動
    • 電源OFF->ON
  2. それでも失敗する場合
    • USB接続に切り替え
    • BLE接続の場合は、電波状況を改善

重要: 更新失敗しても、ウォレットデータは影響を受けません(安全です)。

12.7 更新履歴の確認

「設定」→「本製品について」で現在のバージョンを確認できます。

About画面

ヒント: 定期的に更新することで、最新の機能とセキュリティを利用できます。


13. トラブルシューティング

13.1 よくある質問(FAQ)

Q1: PINコードを忘れました

A: リカバリーフレーズがあれば復元できます。

  1. 工場出荷状態へリセット実行
    • 「設定」→「ファクトリーリセット」
  2. ウォレット復元
    • 「ウォレット」画面→「ウォレット復元」
    • リカバリーフレーズを入力

警告: リカバリーフレーズがない場合、資産を失います。


Q2: 画面が反応しない・フリーズした

A: 以下の手順で再起動してください。

  1. 電源ボタンOFF
  2. 再度電源ボタンを押して起動

ヒント: 通常、この方法でほとんどの問題が解決します。


Q3: QRコードがスキャンできない

A: 以下を確認してください。

ヒント: QRコードが複数フレームの場合、自動切り替わりを待ってください。


Q4: USB/BLE接続が切れる

USB接続の場合:

BLE接続の場合:


Q5: リカバリーフレーズを紛失しました

A: 残念ながら、復元方法はありません。

最悪のケース: デバイスが壊れた場合、資産を永久に失います。

今すぐやるべきこと:

  1. リカバリーフレーズを再表示: 「ウォレット」画面→「リカバリーフレーズ」

  2. 複数のコピーを作成: 紙 + 金属プレート

  3. 異なる場所に分散保管

教訓: リカバリーフレーズは資産そのものです。厳重に管理してください。


13.2 エラーメッセージと対処法

「PINが違います!」

原因: PINコードが間違っています。

対処法:


「ウォレット未作成」

原因: ウォレットが作成されていません。

対処法: 1. 新規作成: 「ウォレット」画面→「新規ウォレット」→「生成」 2. 復元: 「ウォレット」画面→「新規ウォレット」→「復元」


「ペアリング失敗」(BLE接続)

原因: Bluetoothペアリングに失敗しました。

対処法:

  1. BLE設定を確認: 「設定」→「BLE」→ ON

  2. ペアリングコードを再確認: 6桁が一致しているか

  3. 再度ペアリング: 「ペアリング解除」→「ペアリング開始」


「更新失敗」(OTA)

原因: ファームウェア更新に失敗しました。

対処法:

  1. デバイスを再起動

  2. USB接続に切り替え(BLEの場合)

  3. 再度更新を試行

ヒント: ウォレットデータは影響を受けません(安全)。


「無効なニーモニック」(復元時)

原因: リカバリーフレーズが間違っています。

対処法:


13.3 工場出荷状態へリセット

工場出荷状態へリセットとは

すべてのデータを消去し、デバイスを初期状態に戻します。

警告: この操作は取り消せません

削除されるデータ:

削除されないデータ:

復元について: ウォレットの暗号資産はリカバリーフレーズから復元できます。しかし、FIDO2パスキーおよびPIV鍵は復元できません。パスキーは各サービスでの再登録、PIV鍵は再生成と証明書の再作成が必要です。

工場出荷状態へリセット実行手順

ステップ1: バックアップ確認

必須: 以下を確認してください。

ステップ2: 工場出荷状態へリセット実行
  1. 「設定」→「ファクトリーリセット」
  2. 警告メッセージを確認
<span class="symbol warn">▲</span> 警告: 危険エリア

以下が完全に消去されます:
- リカバリーフレーズ(ニーモニック)
- PINコード
- 全ての設定
- 全てのウォレットデータ

この操作は元に戻せません!

[全て消去] [キャンセル]
工場リセット確認
  1. 「全て消去」をタップ
  2. PINコード入力(最終確認)
  3. 削除実行
    • 「お待ちください…」と表示
    • 数秒で完了
ステップ3: 初期状態

完了: 工場出荷状態に戻りました。

工場出荷状態へリセットが必要なケース


13.4 リカバリーモード(リカバリーファームウェア)

リカバリーモードとは

リカバリーモードは、何らかの原因でメインファームウェアが破損するなどして正常に起動できなくなった場合に、自動または手動で起動する緊急復旧機能です。メインファームウェアとは別のパーティションに格納されたリカバリーファームウェアが起動し、USBまたはBLE経由でメインファームウェアを再インストールできます。

リカバリーモードの特徴:

リカバリーモードに入る方法

  1. デバイスの電源をOFFにする
  2. 電源がONになり起動音が鳴るまで電源ボタンを押し続ける
  3. 起動音が鳴ったらすぐに電源ボタンを離す

Diagram 2

重要: 起動音が鳴ってから3秒以内に離してください。遅すぎると通常起動します。

ヒント: 起動音を合図に離すのがポイントです。音声設定でボリュームが0の場合でも、内部的には同じタイミングで判定されます。

リカバリーモードのホーム画面

リカバリーモードに入ると、以下の情報とボタンが表示されます:

表示情報:

ボタン:

リカバリーモード画面

注意: メインファームウェアが破損している場合、「メインFW起動」をタップしても再度リカバリーモードに戻る可能性があります。その場合はファームウェアの再インストールが必要です。

リカバリーモードの設定画面

設定画面では以下の項目を変更できます:

ヒント: メインファームウェアが起動できない状態でも、リカバリーモードの設定画面でUSBやBLEをONにしてからOpenloop Connectで接続・更新できます。

リカバリーモードでのファームウェア更新

対応接続方式:

ファームウェア更新手順: 1. リカバリーモードで起動 2. 設定画面でUSBまたはBLEをONにする(必要に応じて) 3. Openloop Connectを起動し、デバイスを接続 4. Openloop Connectが最新ファームウェアを表示するので、更新を実行 5. デバイスが自動的に再起動し、メインファームウェアで起動します

注意: ファームウェア更新中は電源を切らないでください。


14. 対応暗号資産とネットワーク

14.1 Bitcoin (BTC)

対応ネットワーク

ネットワーク 略称 用途
Bitcoin Mainnet BTC Main 実際の取引(本番)
Bitcoin Testnet BTC Test 開発・テスト

アドレス形式(例)

HD鍵導出パス

ヒント: Sparrow Walletとの互換性が高いです。

署名確認画面の詳細については「6.7.1 Bitcoin(BTC)の署名確認画面」を参照してください。

14.2 Ethereum (ETH)

対応ネットワーク(215チェーン: 129メインネット + 86テストネット)

Openloop Walletは、CoinGecko Top 1000トークンが存在するすべてのEVMチェーンをサポートしています。

サポート概要:

カテゴリ メインネット テストネット 合計
Ethereum & L2 25 20 45
Alt L1 (BNB, AVAX, etc.) 30 18 48
ZK Rollups 12 10 22
新興チェーン 62 38 100
合計 129 86 215

主要ネットワーク一覧:

ネットワーク表示 正式名称 Chain ID 用途
ETH Main Ethereum Mainnet 1 本番取引
ETH Sep Ethereum Sepolia 11155111 テスト用
ETH Hol Ethereum Holesky 17000 テスト用
Arb One Arbitrum One 42161 Layer 2
Arb Sep Arbitrum Sepolia 421614 テスト用
OP Main Optimism 10 Layer 2
OP Sep Optimism Sepolia 11155420 テスト用
Base Base 8453 Layer 2 (Coinbase)
Base Sep Base Sepolia 84532 テスト用
Polygon Polygon 137 サイドチェーン
Poly Amoy Polygon Amoy 80002 テスト用
zkSync zkSync Era 324 zkRollup
zkSync Sep zkSync Sepolia 300 テスト用
Linea Linea 59144 zkRollup
Linea Sep Linea Sepolia 59141 テスト用
Scroll Scroll 534352 zkRollup
Scroll Sep Scroll Sepolia 534351 テスト用
Poly zkEVM Polygon zkEVM 1101 zkRollup
zkEVM Test Polygon zkEVM Cardona 2442 テスト用
BNB BNB Smart Chain 56 EVM互換チェーン
BNB Test BNB Testnet 97 テスト用
AVAX Avalanche C-Chain 43114 EVM互換チェーン
AVAX Fuji Avalanche Fuji 43113 テスト用
Fantom Fantom Opera 250 EVM互換チェーン
FTM Test Fantom Testnet 4002 テスト用
Gnosis Gnosis Chain 100 サイドチェーン
Gnosis Chi Gnosis Chiado 10200 テスト用
Cronos Cronos Mainnet 25 Crypto.com
Cro Test Cronos Testnet 338 テスト用
Mantle Mantle 5000 Layer 2
Mantle Sep Mantle Sepolia 5003 テスト用
Blast Blast 81457 Layer 2
Blast Sep Blast Sepolia 168587773 テスト用
Celo Celo 42220 モバイルファースト
Celo Alfa Celo Alfajores 44787 テスト用
Mode Mode 34443 Layer 2
Mode Sep Mode Sepolia 919 テスト用

その他のサポートネットワーク(抜粋):

カテゴリ 含まれるネットワーク
Layer 2 Manta Pacific, Metis, Boba, Immutable zkEVM, Taiko, Fraxtal
Alt L1 Aurora, Moonbeam, Moonriver, Kava, Canto, Evmos, Klaytn
DeFi特化 PulseChain, Ronin, Core DAO, Oasis, Harmony, Conflux
ゲーム/NFT Immutable X, Loot, Ancient8, Beam
エンタープライズ XDC Network, Rootstock, Telos, Wanchain
新興 Berachain Bartio (テスト), Morph, Merlin, BOB, Zora

ヒント: 組み込み済みネットワーク一覧は「15.7 組み込みEVMネットワーク一覧」を参照してください。

非組み込みネットワークについて:

アドレス形式

HD鍵導出パス

ERC-20トークン対応(2,599トークン)

対応: CoinGecko時価総額Top 1000トークン(マルチチェーン展開を含む2,599エントリ)

サポートトークン概要:

カテゴリ トークン数 代表的なトークン
ステーブルコイン 180+ USDT, USDC, DAI, FRAX, TUSD, BUSD
DeFiプロトコル 450+ UNI, AAVE, COMP, MKR, CRV, SUSHI
レイヤー2トークン 200+ ARB, OP, MATIC, IMX, LRC
ミームトークン 150+ DOGE, SHIB, PEPE, FLOKI, BONK
ゲーム/NFT 180+ AXS, SAND, MANA, ENJ, GALA, APE
インフラ 250+ LINK, GRT, FIL, RNDR, OCEAN
ラップドトークン 120+ WETH, WBTC, stETH, rETH, cbETH
その他 1,057+ 各種プロジェクトトークン

重要な特徴:

ネットワークごとの手数料目安(2025年時点):

ネットワーク Gas Fee(USD) 処理速度
ETH Main $1〜$20+ 15秒〜数分
Arb One $0.01〜$0.5 数秒
Base $0.01〜$0.3 数秒
Polygon $0.001〜$0.1 数秒

主要トークン例:

トークン Contract Address(Mainnet) 用途
USDT 0xdAC17F958D2ee523a2206206994597C13D831ec7 ステーブルコイン
USDC 0xA0b86991c6218b36c1d19D4a2e9Eb0cE3606eB48 ステーブルコイン
DAI 0x6B175474E89094C44Da98b954EedeAC495271d0F 分散型ステーブルコイン
LINK 0x514910771AF9Ca656af840dff83E8264EcF986CA Oracle
UNI 0x1f9840a85d5aF5bf1D1762F925BDADdC4201F984 DEXガバナンス
AAVE 0x7Fc66500c84A76Ad7e9c93437bFc5Ac33E2DDaE9 レンディングプロトコル
ARB 0x912CE59144191C1204E64559FE8253a0e49E6548 Arbitrum L2トークン
OP 0x4200000000000000000000000000000000000042 Optimism L2トークン
MATIC 0x7D1AfA7B718fb893dB30A3aBc0Cfc608AaCfeBB0 Polygonトークン
JPYC 0xE7C3D8C9a439feDe00D2600032D5dB0Be71C3c29 日本円ステーブルコイン

ヒント: 組み込み済みトークン一覧は「15.8 組み込みERC-20トークン一覧」を参照してください。

非組み込みトークンについて:

注意: 送金前にContract Addressを確認し、詐欺トークンでないことを確認してください。

署名確認画面の詳細については「6.7 署名確認画面の詳細」を参照してください。

詳細な使い方:

14.3 XRP (Ripple)

対応ネットワーク

ネットワーク 略称 用途
XRP Ledger Mainnet XRP Main 実際の取引
XRP Testnet XRP Test テスト用

アドレス形式

注意: X-Addressは現時点で未対応です。

Destination Tag対応

対応: 取引所への送金時に必要なDestination Tagを表示します。

署名確認画面の詳細については「6.7.4 XRP(Ripple)の署名確認画面」を参照してください。

HD鍵導出パス

XRP受取画面

14.4 Solana (SOL)

対応ネットワーク

ネットワーク 用途
Solana Mainnet 実際の取引

アドレス形式

HD鍵導出パス

対応する署名の種類

連携方式

方式 対応
Air Gap (UR)
USB (APDU)
BLE

14.5 TRON (TRX)

対応ネットワーク

ネットワーク 用途
TRON Mainnet 実際の取引

アドレス形式

HD鍵導出パス

連携方式

方式 対応
Air Gap (UR)
USB (APDU)
BLE

15. 付録

15.1 用語集

ハードウェアウォレット

秘密鍵を専用デバイスで安全に保管するウォレット。インターネットから隔離されているため、マルウェアの影響を受けにくい。

リカバリーフレーズ(Mnemonic)

12語または24語の英単語リスト。ウォレットを復元するための唯一の方法。最重要の資産

PSBT(Partially Signed Bitcoin Transaction)

未署名のBitcoinトランザクション。Air Gapウォレットで署名するための標準形式。

Air Gap

デバイスをインターネットから完全に隔離する方式。QRコードでデータをやり取りする。最高のセキュリティを実現。

HD鍵導出(Hierarchical Deterministic Key Derivation)

1つのシード(リカバリーフレーズ)から、複数のアドレスを階層的に生成する技術(BIP32/BIP44/BIP84)。

Mainnet(メインネット)

実際の暗号資産が流通する本番環境のブロックチェーンネットワーク。

Testnet(テストネット)

開発・テスト用のブロックチェーンネットワーク。価値のないコインで練習できる。

BBQr

大きなデータを複数のQRコードに分割して伝送する形式。Bitcoin PSBTに最適化されている。

UR(Uniform Resources)

汎用的なQRコード形式。将来的に多くのウォレットで採用予定。

BIP32

HD(階層的決定性)ウォレットの標準規格。1つのシードから導出パス(例: m/84’/0’/0’/0/0)を指定して複数のアドレスを生成できる。

BIP39

リカバリーフレーズの標準規格。2048語の英単語リストから選ばれる。

BIP44 / BIP84

アドレス導出パスの標準規格。BIP44は従来形式(P2PKH)、BIP84はNative SegWit形式(bc1…)に使用される。

BLE(Bluetooth Low Energy)

省電力Bluetooth通信規格。スマホとの接続に使用。

OTA(Over-The-Air)

無線通信によるファームウェア更新。

ERC-20

Ethereum上のトークン標準規格(USDT、USDCなど)。

FIDO2 / CTAP2

パスワードに代わる安全な認証規格。Webサービスへのパスワードレスログインを実現する。CTAP2(Client to Authenticator Protocol 2)はデバイスとブラウザ間の通信プロトコル。

パスキー(Passkey)

FIDO2に基づく認証資格情報。サービスごとに固有の鍵ペアが生成され、デバイス内に安全に保管される。

PIV(Personal Identity Verification)

米国政府のスマートカード認証規格。SSH認証、PDF署名、TLSクライアント認証等に使用される。

PKCS#11

暗号トークン(スマートカード、HSM等)との標準インターフェース。OpenloopではPIV機能にアクセスするために使用。

Openloop Connect

Openloopのコンパニオンアプリケーション。デスクトップ版(Windows/Mac/Linux)とモバイル版(iOS/Android)がある。PIV/PKCS#11機能ではWebSocket経由でPKCS#11ライブラリと連携する。

Destination Tag

XRP送金時に使用するオプションの識別番号。取引所への送金で必須。


15.2 対応ウォレットソフト一覧

Bitcoin用

ソフト名 通信方式 対応OS 動作確認
Sparrow Wallet QRコード Windows / Mac / Linux 確認済
その他KeyStone互換アプリ QRコード 各種 多数対応

Ethereum / ERC-20用

ソフト名 通信方式 対応OS 動作確認
MetaMask(PC) USB(WebHID) Chrome / Brave / Edge 確認済
MetaMask Mobile BLE / QRコード iOS / Android 確認済
Rabby USB(WebHID) Chrome / Brave / Edge 確認済
その他Ledger互換アプリ USB / BLE 各種 多数対応
その他KeyStone互換アプリ QRコード 各種 多数対応

XRP用

ソフト名 通信方式 対応OS 動作確認
XRP Toolkit USB Web 確認済
その他Ledger互換アプリ USB / BLE 各種 多数対応

Solana用

ソフト名 通信方式 対応OS 動作確認
その他Ledger互換アプリ USB 各種 多数対応

TRON用

ソフト名 通信方式 対応OS 動作確認
その他Ledger互換アプリ USB 各種 多数対応

互換性について: OpenloopはUSB/BLEでLedger互換、QRコードでKeyStone互換プロトコルを使用。Ledger Live以外のLedger対応アプリ、KeyStone対応アプリは基本的に動作します。


15.3 技術仕様(簡易版)

ハードウェア

ソフトウェア


15.4 サードパーティライブラリ

使用しているライブラリ

Openloopは信頼性の高いサードパーティライブラリを使用しています:

ライブラリ 用途 ライセンス
AES-GCM (Brian Gladman) AES-GCM暗号化 BSD
BBQr BBQrプロトコル MIT
bc-ur URエンコード/デコード BSD-2-Clause-Patent
Blockstream Jade OTA/ワイヤプロトコル MIT
ESP-BSP ボードサポート Apache 2.0
ESP-IDF ファームウェアフレームワーク Apache 2.0
ESP32-Camera カメラドライバ Apache 2.0
esp32_deflate 圧縮解凍 MIT
esp_jpeg JPEGデコード Apache 2.0
esp_tinyusb USB通信ラッパー Apache 2.0
FreeRTOS リアルタイムOS MIT
littlefs ファイルシステム BSD-3-Clause
LVGL UIフレームワーク MIT
lwIP TCP/IPスタック BSD-3-Clause
mbedTLS TLS/暗号化 Apache 2.0
newlib C標準ライブラリ BSD
NimBLE BLEスタック Apache 2.0
Noto Sans CJK (Google) 日本語フォント SIL OFL 1.1
NXP SE050 Middleware セキュアエレメント通信 BSD-3-Clause
quirc QRコードデコード ISC
secp256k1 楕円曲線暗号 MIT
TinyCBOR CBORエンコード/デコード MIT
TinyUSB USBデバイススタック MIT
Trezor Crypto 暗号化・署名 MIT

詳細は「設定」→「本製品について」で確認できます。

ライセンス

15.5 チュートリアル: Sparrow Wallet (Bitcoin Air Gap)

このチュートリアルでは、Sparrow WalletとOpenloopをAir Gap(QRコード)で連携し、Bitcoinを送金する手順を説明します。

必要なもの:

ステップ1: Openloopからxpubをエクスポート

  1. Openloopで「ウォレット」画面→「ウォレット連携」→「Bitcoin」をタップ
  2. QRコードが表示されます
ウォレットエクスポートQR

ステップ2: Sparrow Walletでウォレット作成

  1. Sparrow Walletを起動
  2. 「File」→「New Wallet」→ウォレット名を入力
  3. 「Airgapped Hardware Wallet」を選択
  4. 「Scan…」をクリックしてOpenloopのQRコードをスキャン

Sparrow Wallet設定

  1. xpubが読み込まれたら「Apply」→「Save」

ステップ3: 送金トランザクションの作成

  1. Sparrow Walletで「Send」タブを選択
  2. 送金先アドレスと金額を入力
  3. 「Create Transaction」をクリック
  4. 「Finalize Transaction for Signing」をクリック
  5. 「Show QR」をクリックしてPSBT QRコードを表示

Sparrow PSBT QR

ステップ4: OpenloopでPSBTに署名

  1. Openloopで「送金」をタップ
  2. 「QRスキャン」をタップ
  3. Sparrowに表示されているPSBT QRコードをスキャン
  4. トランザクション内容を確認
  5. 「承認」をタップして署名
  6. 署名済みPSBT QRコードが表示されます

ステップ5: Sparrowで署名済みPSBTを読み込み

  1. Sparrow Walletで「Scan QR」をクリック
  2. Openloopに表示されている署名済みQRコードをスキャン
  3. 署名が検証されます

ステップ6: ブロードキャスト

  1. 「Broadcast Transaction」をクリック
  2. トランザクションがネットワークに送信されます
  3. 「Transactions」タブで確認

Sparrow トランザクション一覧

完了: Bitcoinの送金が完了しました。


15.6 チュートリアル: Safe (Ethereum USB)

このチュートリアルでは、Safe(マルチシグウォレット)とOpenloopをUSBで連携し、Ethereumを送金する手順を説明します。

必要なもの:

ステップ1: OpenloopのUSBをONにする

  1. Openloopで「設定」→「USB」をタップ
  2. USBを「ON」に設定
  3. USB-CケーブルでPCに接続

ステップ2: Safeでアカウント追加

  1. app.safe.global にアクセス
  2. 「Connect Wallet」をクリック
  3. 「Ledger」を選択(OpenloopはLedger互換)
  4. 「Ledger Live」のパスを選択

Safe接続ダイアログ

  1. Openloopでアドレス確認が表示されたら「承認」
  2. Safeのオーナーとしてアドレスが追加されます

ステップ3: トランザクションの作成

  1. Safeで「New Transaction」をクリック
  2. 「Send tokens」を選択
  3. 送金先アドレスと金額を入力
  4. 「Next」→「Execute」をクリック

Safe署名確認

ステップ4: Openloopで署名

  1. Openloopにトランザクション確認画面が表示されます
  2. 送金先、金額、手数料を確認
  3. 「承認」をタップして署名

ステップ5: トランザクション実行

  1. Safeで署名が確認されます
  2. 必要な署名数に達したら自動的にブロードキャスト
  3. 「Transaction was successful」と表示されます

Safeトランザクション成功

完了: Safeからの送金が完了しました。


15.7 組み込みEVMネットワーク一覧

OpenloopはすべてのEVMネットワークに対応しています。以下は、ネットワーク名がデバイス画面に表示される組み込み済みネットワーク(215チェーン)の一覧です。

注意: この一覧に含まれていないEVMネットワークも使用可能です。その場合、ネットワーク名の代わりにChain IDが表示されます。

EVMメインネット(129チェーン)

Chain ID ネットワーク名 ネイティブ通貨
1 Ethereum ETH
10 Optimism ETH
14 Flare Network FLR
19 Songbird SGB
20 Elastos ELA
24 KardiaChain KAI
25 Cronos CRO
30 Rootstock RSK RBTC
40 Telos TLOS
50 XDC Network XDC
56 BNB Smart Chain BNB
57 Syscoin NEVM SYS
66 OKT Chain OKT
82 Meter MTR
88 Viction VIC
100 Gnosis Chain XDAI
106 Velas VLX
122 Fuse FUSE
128 Huobi ECO Chain HT
130 Unichain UNI
137 Polygon POL
143 Monad MON
146 Sonic S
169 Manta Pacific ETH
177 HashKey Chain HSK
185 Mint ETH
196 X Layer OKB
199 BitTorrent BTT
204 opBNB BNB
232 Lens GHO
239 TAC TAC
250 Fantom FTM
252 Fraxtal frxETH
255 Kroma ETH
288 Boba Network ETH
295 Hedera HBAR
324 zkSync Era ETH
369 PulseChain PLS
388 Cronos zkEVM zkCRO
416 SX Network SX
480 World Chain ETH
592 Astar ASTR
747 Flow EVM FLOW
766 QL1 QOM
964 Bittensor EVM TAO
988 Stable FREE
999 HyperEVM HYPE
1030 Conflux eSpace CFX
1088 Metis Andromeda METIS
1101 Polygon zkEVM ETH
1111 WEMIX WEMIX
1116 Core CORE
1135 Lisk ETH
1284 Moonbeam GLMR
1285 Moonriver MOVR
1300 Glue GLUE
1329 Sei SEI
1514 Story IP
1625 Gravity G
1868 Soneium ETH
1890 LightLink ETH
1923 Swellchain ETH
2001 Milkomeda C1 milkADA
2020 Ronin RON
2040 Vanar VANRY
2222 Kava KAVA
2345 Goat BTC
2741 Abstract ETH
2818 Morph ETH
3338 Peaq PEAQ
3637 Botanix BTC
4162 SX Rollup SX
4200 Merlin Chain BTC
4689 IoTeX IOTX
5000 Mantle MNT
5031 Somnia STT
5330 Superseed ETH
5464 Saga SAGA
5545 DuckChain TON
6900 Nibiru NIBI
7000 ZetaChain ZETA
7560 Cyber ETH
7700 Canto CANTO
8217 Kaia KAIA
8453 Base ETH
8822 IOTA EVM IOTA
9001 Evmos EVMOS
9745 Plasma FSN
10000 SmartBCH BCH
11501 BEVM BTC
13371 Immutable zkEVM IMX
16661 0G A0GI
22776 Map Protocol MAPO
23294 Oasis Sapphire ROSE
31612 Mezo BTC
33139 ApeChain APE
34443 Mode ETH
39797 Energi NRG
41923 EDU Chain EDU
42161 Arbitrum One ETH
42170 Arbitrum Nova ETH
42220 Celo CELO
42793 Etherlink XTZ
43111 Hemi ETH
43114 Avalanche C-Chain AVAX
48900 Zircuit ETH
50104 Sophon SOPH
55244 Superposition ETH
57073 Ink ETH
59144 Linea ETH
68414 Henesys HNS
80094 Berachain BERA
81457 Blast ETH
83872 Zedxion ZEDX
98866 Plume ETH
167000 Taiko ETH
200901 Bitlayer BTC
534352 Scroll ETH
747474 Katana ETH
1440000 XRPL EVM XRP
7777777 Zora ETH
21000000 Corn BTCN
245022934 Neon EVM NEON
666666666 Degen DEGEN
888888888 Ancient8 ETH
1313161554 Aurora ETH
1380012617 Rari Chain ETH
1666600000 Harmony ONE
2046399126 SKALE Europa sFUEL

EVMテストネット(86チェーン)

Chain ID ネットワーク名 ネイティブ通貨
16 Songbird Coston CFLR
31 Rootstock Testnet tRBTC
41 Telos Testnet TLOS
51 XDC Apothem TXDC
65 OKT Chain Testnet OKT
71 Conflux eSpace Testnet CFX
83 Meter Testnet MTR
89 Viction Testnet VIC
97 BNB Testnet tBNB
114 Flare Coston2 C2FLR
123 Fuse Sparknet SPARK
133 HashKey Testnet HSK
195 X Layer Testnet OKB
256 Huobi ECO Testnet HT
282 Cronos zkEVM Testnet zkTCRO
296 Hedera Testnet HBAR
300 zkSync Sepolia ETH
338 Cronos Testnet TCRO
545 Flow EVM Testnet FLOW
919 Mode Sepolia ETH
943 PulseChain Testnet tPLS
1001 Kaia Kairos KAIA
1029 BitTorrent Donau BTT
1075 IOTA EVM Testnet IOTA
1112 WEMIX Testnet tWEMIX
1115 Core Testnet tCORE
1287 Moonbase Alpha DEV
1301 Unichain Sepolia ETH
1513 Story Aeneid IP
1687 Mint Sepolia ETH
1891 LightLink Pegasus ETH
1946 Soneium Minato ETH
2021 Ronin Saigon RON
2221 Kava Testnet TKAVA
2358 Kroma Sepolia ETH
2442 Polygon zkEVM Cardona ETH
2522 Fraxtal Testnet frxETH
2810 Morph Holesky ETH
4002 Fantom Testnet FTM
4202 Lisk Sepolia ETH
4690 IoTeX Testnet IOTX
4801 World Chain Sepolia ETH
5003 Mantle Sepolia MNT
5611 opBNB Testnet tBNB
7001 ZetaChain Athens aZETA
7701 Canto Testnet CANTO
9000 Evmos Testnet tEVMOS
10001 SmartBCH Testnet BCHT
10200 Gnosis Chiado XDAI
11124 Abstract Testnet ETH
11155111 Ethereum Sepolia ETH
11155420 Optimism Sepolia ETH
11503 BEVM Testnet BTC
13473 Immutable zkEVM Testnet tIMX
13505 Gravity Sepolia G
17000 Ethereum Holesky ETH
23295 Oasis Sapphire Testnet TEST
28882 Boba Sepolia ETH
33111 ApeChain Curtis APE
37111 Lens Sepolia GHO
43113 Avalanche Fuji AVAX
44787 Celo Alfajores CELO
48899 Zircuit Testnet ETH
49797 Energi Testnet tNRG
57054 Sonic Blaze S
59141 Linea Sepolia ETH
59902 Metis Sepolia tMETIS
80002 Polygon Amoy POL
80084 Berachain Bartio BERA
84532 Base Sepolia ETH
98864 Plume Testnet ETH
128123 Etherlink Testnet XTZ
167009 Taiko Hekla ETH
168587773 Blast Sepolia ETH
200810 Bitlayer Testnet BTC
421614 Arbitrum Sepolia ETH
534351 Scroll Sepolia ETH
686868 Merlin Testnet BTC
743111 Hemi Sepolia ETH
763373 Ink Sepolia ETH
999999999 Zora Sepolia ETH
1440002 XRPL EVM Devnet XRP
1666700000 Harmony Testnet ONE
3441006 Manta Pacific Sepolia ETH
245022926 Neon EVM Devnet NEON
1313161555 Aurora Testnet ETH

15.8 組み込みERC-20トークン一覧

OpenloopはすべてのERC-20トークンに対応しています。以下は、トークン名・シンボルがデバイス画面に表示される組み込み済みトークン(2,599エントリ)の概要です。

注意: この一覧に含まれていないERC-20トークンも使用可能です。その場合、トークン名の代わりにコントラクトアドレスが表示されます。

トークンデータソース

カテゴリ別トークン数

カテゴリ トークン数 代表的なトークン
ステーブルコイン 180+ USDT, USDC, DAI, FRAX, TUSD, BUSD, USDD, PYUSD
DeFiプロトコル 450+ UNI, AAVE, COMP, MKR, CRV, SUSHI, YFI, SNX
レイヤー2トークン 200+ ARB, OP, MATIC, IMX, LRC, METIS, BOBA
ミームトークン 150+ DOGE, SHIB, PEPE, FLOKI, BONK, WIF, BRETT
ゲーム/NFT 180+ AXS, SAND, MANA, ENJ, GALA, APE, ILV, MAGIC
インフラ 250+ LINK, GRT, FIL, RNDR, OCEAN, ANKR, LPT
ラップドトークン 120+ WETH, WBTC, stETH, rETH, cbETH, wstETH
取引所トークン 80+ BNB, OKB, CRO, KCS, GT, HT
DAO/ガバナンス 100+ ENS, APE, LDO, RPL, CVX, AURA
その他 877+ 各種プロジェクトトークン

主要チェーン別トークン展開数

チェーン Chain ID トークン数
Ethereum 1 800+
BNB Smart Chain 56 350+
Polygon 137 280+
Arbitrum One 42161 220+
Optimism 10 150+
Avalanche 43114 120+
Base 8453 100+
Fantom 250 80+
その他 - 487+

トークン情報構造

各トークンエントリには以下の情報が含まれています:

フィールド 説明
chain_id 展開先チェーンID 1 (Ethereum)
address コントラクトアドレス (20バイト) 0xdAC17F958D2ee523a2206206994597C13D831ec7
symbol トークンシンボル USDT
decimals 小数点桁数 6
name トークン名 Tether USD

注意事項

  1. 同一シンボルに注意: 同じシンボルでも異なるチェーンでは別のコントラクトです
  2. 公式アドレスを確認: 送金前に必ず公式コントラクトアドレスを確認してください
  3. 詐欺トークンに注意: 有名トークンに似せた詐欺トークンが存在します
  4. ネットワーク確認: 送金時は必ず正しいネットワークを選択してください

おわりに

Openloopハードウェアウォレットをお選びいただき、ありがとうございます。

このマニュアルが、安全で快適な暗号資産管理の一助となれば幸いです。

重要な3つのポイント: 1. リカバリーフレーズを厳重に管理 2. Testnetで練習してからMainnetを使用 3. わからないことがあれば、マニュアルを確認

安全な暗号資産ライフをお楽しみください!


株式会社ハウディ・クリプト Openloop開発チーム Version 0.91.15 | 2026-05-07


© 2026 Haudi Crypto, Inc. All rights reserved.